だいぶ下りてきた
平らな道になってきた
あーなんて幸せ!充実感でいっぱい
帰り道も川がキレイ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/22/9a23b6d3c1dcfb641494f87090a53fdc.jpg?1628498948)
帰りはカフェでケーキ食べて白骨温泉よって…浮かれていた
で、少し後ろにいるゆかちゃんに話しかけようと振り返った瞬間
あっ…
軽くつまづいた…
カラダが宙に舞う…
ここからスローモーション
1.5m位下に顔から落下
目の前に小さい岩が2つ
エッジが鋭い
ドサッ
メキメキ…
2回鈍い音がした
荷物を背負ってるせいか
これがトシなのか
手がでなかった
血しぶきが飛んだ
鼻ヤッタ…
すぐわかった
でもなんとか動けそうだ…
痛くない
ゆかちゃん、ゴメン、
タオルお借りしても良い?鼻血すごくて
案の定、私はファストエイドセットはほとんど持っておらず。最初はポケットティッシュ全部で鼻をおさえていたが数秒で血がしたたり落ちてくる。
ゆかちゃん
「だれかー!」
ラッキーなことに人は多く、見ず知らずの人からタオル、ガーゼ、三角巾、ティッシュ、消毒液などいただく。
本当にありがとうございます…
ゆかちゃんの呼びかけに、鈴鹿からきたクロイワさんという男性が立ち止まってくれた。
「ここからだと3キロ位先に横尾山荘があるのでそこまで歩けるかな?そこで応急処置を受けた後、横尾には車の入る道路がないので救急車を呼んでそこから安曇野の病院に行くのがいいと思います」
僕も一緒に行きます!
くろいわさんは私のリュックを持ってくださいました。鼻血が少し減った。
歩きながら血だらけのタオルの下のケガの状況を感じ取る
鼻はおそらく2箇所骨折
鼻の横に5cm位?深い切り傷がありそこから結構血が出てる。
目の下少し切ってて血が出てる
顎の下少し切ってる
そしてゆかちゃん、ホントごめんなさい…
ケーキが、温泉が…しょほぼん
鼻血がずっと止まらず。両方の鼻のあなからドクドク出る感じ。だんだん暑くなってきた。時々休憩しながらようやく横尾山荘に到着。
松本からの救急車を手配するのに2時間30分かかりますがどうされますか?
横尾山荘から上高地まで10kmちょいある
この暑さでこの出血で血が持つかわからないため、ここで待たせていただくことを選択。
手を消毒し、熱を測った後、部屋を用意していただくが、横になり上を向くと血が喉に入り息がしづらい。
ここを強く押さえると止血できるよ!
救急救命士の資格をもっているおかみさんにアドバイスを受けて、強く押さえる。
なんかますます血がでるような?
後から考えたら強く押さえてたとこが折れてたという…
ここではコロナ対策のため期待していた応急処置は受けれず、血を流しながらの2時間30分…時間過ぎても救急車こない
私がクルマの運転しているからこれでは、今日中に帰れそうにもない
ゆかちゃん!帰りのバス探しといて!
待ってる間、本日中にゆかちゃんを東京に帰すことを考えていた。
3時頃、待ちにまった救急車到着!
おおおおー
まだ鼻血止まらず
つづく