其処ハカとない日報

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型板ガラス6

2017-06-30 16:18:18 | レトロ、アンティーク

回目のネタ、どうもリンキチです。
昭和レトロなアンティークガラス、
いわゆる型板ガラス紹介の第6弾。
最近のネタ切れ補完。

型板ガラスは昭和の高度成長期における
住宅建設、アルミサッシの普及に伴い、
様々なデザインが製造されました。
特に1961~1975年頃は販売競争が
激化した時代でその頃の型板ガラスは
そのほとんどが僅か1年程度の生産
期間で短命だったようです。

散歩中や出先で見かけたこれらの
型板ガラス、すでに過去ネタ紹介済
でも、再撮影によってよりはっきり
した場合等は再登場します。


6回目の一発目はこちら。1962年 (昭和37年)
旭硝子株式会社の「このは(木葉)」。


ヒシクロスやモールなどそれまでの
時代の型板ガラスの概念?を変えた
ともいわれる革命的な逸品、らしい。
確かに紹介済の中では一番古い年代
となっています。その特徴は光の
強弱や見る方向で異なる表情を
見せるという。


このは、が毎回冒頭記述の’型板ガラス販売
競争激化’のきっかけを作ったとも云われる。

当時、新築の家に使われるのがセオリー
だったのがわざわざ交換してまで使われる
ほどだったとか。それほど大きな評価を
得ていた、ということなのでしょう。

1枚目は鎌倉市内、2,3枚目は昨年行った
伊豆下田で撮影。


次は日本板硝子株式会社の「きらら」
1963年 (昭和38年)。
一番上は「からたち」のようです。


「きらら」は前述の旭硝子「このは」登場の
翌年リリース。つまり、対抗する型板ガラス
として登場したもの。「このは」同様、光の
強弱、見る方向で異なる表情をつくる。

通常、この手の型板ガラスは2mm版と
4mm版が製造されたのが「きらら」は
元々2mm版しか無かったので現存する
ものは貴重らしい。鎌倉市内ニテ。


かなり前に既出ですがちゃんと紹介
していなかったので改めての一品。
「ときわ」旭硝子株式会社、
1968年 (昭和43年)。


ヤツデの葉っぱ模様の型板ガラス。
「紅葉」や「笹」みたいで和の
イメージな型板ガラス。こちらも
鎌倉で再会。


ちょっと遠目、2Fの窓ですが初見モノ。
「スウィートピー」1970年(昭和45年)
日本板硝子。


拡大ズームでスウィートピーの
マメ科つる性植物をイメージ、
といったところでしょうか。
下田ペリーロードで発見。


オマケで型板ガラスではありませんが
ガラス繋がりで個人的に好きな
アイテムのガラスブロック。の屋外
使用例を。
ガラスブロックってだいたい建物の
壁の一部として昔、よく使われて
いましたがこんな風に使うのも
ありなんですね。


こちらも屋外、ガラスブロックを
使った塀。なるほどこれだと光が
入るから塀があっても暗くならず
窓の採光が活かせるんですね。
いずれも下田での発見でした。
型板ガラスはまた新たな発見が
あれば紹介していきます。

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