プロダクト紹介、検証シリーズ?
をブチかますリンキチです。
現TOTOの旧社名Toyotoki(東洋陶器)
時代のプロダクト検証がまたまたの
3回目、シリーズ化してきました。
その前に以前同様、東洋陶器TOTOの
説明くだりを。
TOTOはトイレや洗面器などの衛生陶器、
キッチンや浴室の水栓金物などを扱う
大手メーカーで皆さんご存じのとおり。
東洋陶器(株)の創業は大正時代。
当初は衛生陶器だけでなく、食器事業も
展開していました。
その後、昭和44年に食器生産を終了し、
衛生陶器、水栓を中心に事業展開、
その頃に社名が東陶機器(株)に変更、
略称「TOTO」がロゴとなりました。
昭和44年以前は「Toyotoki」でした。
そして商号自体がTOTO(株)に変更と
なったのは90周年を迎えた平成19年の
こと。結構最近?
今回のプロダクトは新たに入手、
したわけでなく、実は以前から
あったのに今まで気付かなかった
という灯台下暗しな感じ。
こんな感じで無造作に屋外放置
していた解体現場回収のレトロ
お宝ガラクタ?水栓たち、
の中にあったコ汚い胴短横水栓。
目ん玉カッぽじってよく見ると
Toyoの刻印!?あった!
JISマークも確認できます。
胴短横水栓ですがホースを付ける
カップリング付。品番的にはT26
(K26)と思われます。
例によって分解して清掃。
汚れを落とす為に耐水ペーパーで
磨いたらメッキが薄いせいか
すぐに下地が。さらに真鍮も
見えだした。この行為が悲劇を
招く。
なんということでしょう!
Toyotokiの希少な刻印が薄くなり、
このように画像を超アップにして
やっと確認できる程度に。
肉眼では見えないかもの状態。
このプロダクトはメッキが薄く、
しかも、刻印が真鍮金属部までは
僅かにしか到達していない感じ。
メッキに刻まれている感じなので
耐水ペーパーでメッキが剥がれて
下地も見えてしまっては刻印も
薄くなって消えかけたような
感じに。やらかしちまった。
ですがお宝ガラクタコレクションの
中から目ん玉カッぽじって探したら
もう1個?!出てきました!
元々なのかメッキされていない真鍮
地の胴長横水栓。
1962年からのToyotoki刻印ロゴ。
プロダクト的には胴長横水栓の
T23B(K23B)でしょう。
こちらには謎の水?の刻印が。
そして裏側にJISマーク
今度は刻印箇所は磨かず、本体は
汚れを落として耐水ペーパーと
研磨剤で磨きました。
1枚目画像もこの画像と同じ研磨後。
ToyotokiとかろうじてKマークも
確認できるのでK23Bでしょう。
刻印部分は磨くと取返しのつかない
ことになりかねないので戒めながら
も今後もお宝ガラクタ発掘、復元に
努めてまいりましょう。