早速昨年購入した車輌を動かしてみたくなって、写真のような最小限のパーツとパワーパックを買ってきました。なにもNゲージをはじめるのに、高価で、でかい「入門セット」や「スタートセット」を買わなくったって良いのです。大の大人がおっきなおもちゃを買って、家に帰るわけにはなかなか行きません。徐々に広げていくのがコツなのであります。
さて、今日はあらためてNゲージの魅力について語ってみようと思います。
Nゲージって本当に多様なレベルの楽しみ方が出来る所にあると思います。ざっと以下のような楽しみ方が出来ます。
① 完成品車輌のコレクション
②完成品車輌のディテイルアップ
③塗装済み車輌キットの作製
④無塗装車輌キットの作製
⑤真鍮車輌キットの作製
⑥完成品ストラクチャーのコレクション
⑦ストラクチャーキットの作製
⑧レイアウトの作製
⑨ディスプレイジオラマの作製
⑩お座敷レイアウト運転
⑪レンタルレイアウト運転
ガンプラをはじめとするプラモデルはどうしても作業時間や塗装環境に恵まれないない社会人にとって、いつまで経っても完成しないストレス、パチ組みだけが増えていくストレス、そしてやがてはパチ組みすら出来ずに積どくモデラーになってしまうストレスに悩まされることになります。
そこで、思い切ってNの世界に飛び込んだのですが、今のところ資金面の問題をおいておけば、大いに成功だと思っています。なにせ、時間のないときは、①完成品車輌のコレクションだけでもかなり欲求が満たされます。「作る」という欲求を少しでも満たしたければ、②のディテイルアップだけであれば、レベルにもよりますが、室内灯の付加やカプラー交換、インレタ貼りや小物パーツの取り付けならば、30分もあれば出来ちゃいますし、塗装環境も不要なわけです。
少しプラモじみたことをしたければ、③のキットがありますし、本格的に塗装したければ④や⑤のキットに取り組めばよいのです。さらにジオラマ作製の欲求はストラクチャーの作製やレイアウト作製が受け皿になってくれますし、コチラも完成品等の組み合わせを上手く使えば、塗装環境や塗装時間を削減することが出来るのです。
最後に、⑩や⑪の様に工作ではなく、童心に返って模型を動かして遊ぶ楽しみまで味わうことが出来るのです。
また出張の多い私にとっては、各地に赴いた際に、現地の実写車輌観察が出来るという楽しみもあったりする訳です。
まあ、そんな訳で、Nに転身した私は、趣味によるストレスというあってはならない状態から開放されて、元気な日々を過ごしているというお話でした。
めでたしめでたし。