私が鉄道ファンになったきっかけは、幼少時に絵本を集めた「汽車のえほん」にある。もう40年近くも昔の話である。
この「汽車のえほん」の第2巻が「機関車トーマス」、第3巻が「赤い機関車ジェームス」なのである。
今でこそ機関車トーマスは主人公扱いであるが、当時は汽車のえほんの一キャラクターに過ぎない。
その後、機関車トーマスの人気は爆発し、いろんなメディアやグッズがあふれかえり、誰もが知っているキャラクターの地位を確立するのであるが、
私が熱中した当時はグッズは一切発売されておらず書店の絵本のみ。よって多くの友達はその存在を知らなかったくらいであった。
数年前から大井川鐵道でリアルトーマスが走り始めたというニュースは私には余りに衝撃的であった。あの絵本のトーマスが、実際に日本の風景の中を走るなんて!
一刻も早く見てみたかったのであるが、中々機会に恵まれず、この日ようやく願いが叶ったのである。
トーマスは比較的走行チャンスが多いようなので、今回はあえてジェームスに狙いを定めた。
ジェームスはストーリーの中ではトーマスの兄貴分で、真っ赤なボディーで有名なのであるが、初回登場時はなんと黒い機関車だったのである。
2巻で黒いジェームスが貨車にやられてしまう衝撃的なシーンは未だに記憶の中にあり、しかしながら3巻では主人公となり、真っ赤なボディーで
登場するところが何ともカッコ良く、大好きなキャラクターであった。
[Photo-DATA]
機関車ジェームス (大井川鐵道) / 2016-08
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1000, F8,18mm