上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

こっからNHK杯^^

2007-11-28 | 07-08 コンペとショー
さて、楽しかった露杯も終わり、いよいよのNHK杯です。
も~。早い早い!こないだ東京ワールドだったと思ったら、もう年末って…さすがにそんなにボケてる人間は私だけか。

NHK杯の公式HPに過去の名場面動画がアップされてます(私は何故か音声が出ないー)。
懐かしい!感涙!
プルシェンコ、10代かな。可愛い!無垢だ(笑)。
絵美ちゃん、得意の2アクセル・コンボが美しい!
みどりちゃんのジャンプ、凄い!セカンドジャンプの高さったら!
ビットのこれは、FS「ウエストサイド・ストーリー」ですよね。自分で衣装をデザインしたそうな。もー当事、どんだけシビれたことか。
ブライアン・オーサーの宿敵、「もう一人のブライアン」=ボイタノが~。私は、愛するオーサーを苦しめるボイタノが憎らしくてしゃーなかったんだけど(笑)、今見たら、すーごいジャンプだ。連続ジャンプの高さと流れが。
ストイコも素晴しい4回転を跳んでいたのね…さすが4回転パイオニア。
いやー。やっぱりチャンピオンになった選手って素晴しかったんですね。当たり前か(笑)。

しーちゃんがコラムを書いていますが、モロゾフのプログラムの作り方が興味深いです。クールというか現代的というか…今の振付師・コーチってもう、パソコン使えないと話にならんのかな~。
大ちゃんと美姫ちゃんも、モロゾフの「妥協を許さない指導」のもとで練習してると思うので、私自身にも色々~と不安もありますが(本音)「なんとかなるじゃろ!」と思うことにしました。私って心配症なんだよね…。信じよう信じよう。お百度踏んで信じよう。
なにはともあれ、もう明日、開幕~!!!


★追記★
アラートニュースでこんなん来ました→大ちゃん、「がばい兄ちゃん」に?
コメント (7)
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ガラスの仮面!

2007-11-28 | 07-08 コンペとショー
その昔、伊藤みどりちゃんVSクリスティ・ヤマグチの関係性は、「ガラスの仮面」の北島マヤVS姫川亜弓である…と、とある週刊誌のスポーツ記者が書いていて、「上手い表現だな~」と感心しておりました。
本能のままに演技する野生児(?)みどりちゃん。
かたや、パーフェクトな優等生、クリスティ。
さて、真央ちゃんVSユナちゃんの関係性は果たして…二人とも天才少女だけど、どっちが北島マヤでどっちが姫川亜弓なのか。ようわからん。けれど、余りにも面白い!少女マンガチックな展開です。どなたかぜひ、漫画化してください(笑)。

この間のフランス杯の真央ちゃんは良かったな~。SPで失敗して涙・涙…でも、果敢に挑むFSの3アクセル…あのアクセルは、ロシア杯のゆかりんと並ぶ感涙モノでした。やっぱり女子で3アクセルに挑むって、勇気要りますよね。男子にとっての「2本目の4回転」に匹敵するんではなかろか。失敗したらダメージも大きいし。でも、より難しいワザにチャレンジする姿勢が「アスリートの美」なんだな~と感じ入りました。

ユナ・キム選手には3アクセルは無いけれど、3F-3T、2A-3T、フリップ、ルッツ、を散りばめて、やはり難しい構成です。ユナちゃんはなんと言っても、全種類のジャンプをバランス良く跳べる。それも、絶妙なスピードの中で流れるように跳んでいく所が大好きです。
でも、もっとも好きな所は、プログラムが大きな1本の「ドラマ」になっているところ。
ロシェットも素晴しかったんだけど、ユナちゃんの今季のFS「ミス・サイゴン」は、私いたく気にいってまして。昨年の「あげひばり」で、その繊細な表現力にノックアウトされていましたが、今年は更にスケール・アップ。この映画をまだ見ていないのですが、是非見てみたくなりました。
衣装も、ピラピラした子供っぽいものでなく、凛とした気品のあるデザイン。身長162cm?よりもっと大きく見えますが、手足が長い長い。スラリ~としている。
そしてやはりユナちゃんのスケートは、表情が「深い」のです!
顔は勿論、首のかしげ方、肩や肘、背中…全身を駆使して、音楽が持っている表情を表現する。間の取り方や、ちょっとしたアクセントが上手いのです。そういう所はちょっと、ジェフを思わせますが…振付はD・ウィルソンなのかな。
「ミス・サイゴン」を見ていたら、特にストレートライン・ステップの踊り方なんかは、コンテンポラリーのダンサーみたいに見えました。ノイマイヤーとか、フォーサイスとか。クラシックではない動き。
ユナちゃんが、ローザンヌ・コンクールに出たら、コンテンポラリー部門で、かなりの喝采を浴びるのではなかろうか…そんな妄想さえ浮かびます(最近のローザンヌも、韓国勢パワーがスゴイ!)。

真央ちゃんの方が技術的に「パーフェクト!」って感じがする…ジャンプはちょっと置いておいて、「スケーティング」の部分でね。
ユナちゃんは真央ちゃんに比べると、ちょっと「ほころび」があるのかな。筋力がやや弱いような。真央ちゃんは細いけど、とても良質な(?)弾力のある筋肉を持っている。
でも、私はそんな「ほころび」が、好きなのです。
パーフェクトでは無いが故に、喜怒哀楽に満ちた深い表現が「人間臭く」胸に迫ってくる。琴線に触れる…とでもいうのか(これ、去年も書いたのかなー)。
「表現」の部分ってもともと才能として持っている人は、振付師によっておおいに開花するのですが、ユナちゃんは振付師と上手く心が通っているように思えます。きっと自分でも、いろんな役やイメージを演じるのが楽しいんじゃないかなー。
私は自分の好みでは、ユナちゃんが好き。真央ちゃんは「アスリート」として好き。でも真央ちゃんも段々、表現が大人っぽくなってきて、進化していきそうですね。特にEXはいいなあ。

昔、中国の陳露選手…ルー・チェンがいましたね。ちょっと彼女に体型も演技タイプも似ているような。陳露も非常に繊細だけど、芯の強いものを持っている選手でした(私はバイウルやケリガンよりも好きでしたが)。
しかし、ユナちゃんが台頭すると、あのブライアン・オーサーがコーチとして頻繁にTV画面に映るのが有難い(笑)。ペトレンコより先輩なんですが、あんま老けてないのよ~^^;
ええ、私のかつてのフィギュア王子。オーサー再び!嬉しい★
コメント (2)
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