上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

「覚悟」のあとは・・・★

2010-03-31 | 09-10コンペとショー
ユナちゃん+真央ちゃんの再対決は、今度は真央ちゃんに軍配が上がりましたが、真央ちゃんはノーミスで完璧な優勝!やはり強かった!なんだか、全日本を見ているかのようでした。ユナちゃんは明らかに疲れていた…ちょっと気の毒な感じがしました。
五輪の時、試合直前のユナちゃんの公式記者会見が印象的でした。
「たとえどんな結果になっても、受け入れる心の準備は出来ている」。
あれだけ国民的期待を背負ってカリスマ化していたら、重圧はハンパでなかったと思います。負ければ一生叩かれてしまう。自分で自分に失望もしてしまう。
彼女の、五輪に賭ける「覚悟」が伝わってくるかのようでした。生きるか死ぬか。それこそ、「人生の全てを賭けている」感がありました。

人生最大の目標を達成した後では、抜け殻のようになってしまってもおかしくない。
スパイラルを途中でやめてしまうなど、ちょっとこのクラスの選手では有り得ないような「心ここにあらず」な様子でしたが、逆に言うと、そこまで五輪に全てを注ぎ込んでいた…もう今は、振り絞るものは一滴も残っていない!そういうことなのかも。
近年、ユナちゃんの得点が余りに高く出るので、「万能」「無敵」のイメージを抱きがちですが、私はやはりあの「あげひばり」を踊っていた頃のもろいイメージが今だに残っています。
なんとな~くですが、「素」の彼女は真央ちゃんほど強くないような気がする。弱さを抱えたまま「なんとか強くなろう」と頑張ってきた人というか。
今季のプログラムは、ちょっと「作りこんだ=狙った」感が強く、私は余り好きじゃないんです。先にコンセプトが見えちゃって、ハートをわし掴みにする!感じではない。
もっと彼女の「素」が投影されているような、ナチュラルなものでまた見てみたいなあ。
なので現役続行希望…なんだけど、どうなるのかな?★
コメント
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