
サラ・マイヤーは久々にちゃんと見た気がする?ちょっとしばらく第一線から遠ざかっていましたよね。「ボレロ」を滑ってた頃の先鋭的なイメージがとても好きだったので、私としてはもっと強い曲・構成で滑って欲しい。「スペイン奇想曲」とか。
欧州代表として、コストナーとかレピスト、コルピが出ていたら、もうちょっとムードが違ったかもしれません。ああ、コストナー大好きの私、N杯が待ち遠しい

北米はカナダの先輩+後輩二人が出場。シンシア・ファヌフはトリノワールドで復活の兆しが見えたので、今季はトップにぜひ定着して欲しい。
ファヌフはジュニアの頃、と~っても光ってましたよね。繊細で情感溢れるスケートで、とても華奢な少女でしたが、その後ブランクがあり、ようやく昨季カムバック。「クレオパトラ」は、美姫ちゃんよりこの人の方がハマっていたと思うな。ちょっとエキゾチックで、面白い個性があります。
ロシェットは今季はお休み宣言ですが、もう少し現役で見ていたい人。お母さんが急死した直後の五輪のSP、泣けました。別に、あの悲しいニュースのことを聞かなくっても私は泣いていたと思う(?) 何か、全身で泣いているような切ない滑りで忘れ難いです。
さて、五輪でも滑ったサム&デリですが、解説の有香さんも言ってる通り、彼女に良く合った魅惑的なプロ。スピードとキレの良さ&女性らしいまろやかさ、みたいな一見相反するものが上手くからみあって、一つのドラマとしても完成されています。
それにしても、この衣装のブルーグリーンと明るい金髪って良く合うなあ~。ロシェットは「衣装…似合ってない?」と思うことが一度も無い。EXもいつも面白い。選曲や振付師のチョイスといい、色んな意味で感度が高い人ではないでしょうか。
日本の二人は2トップでのぞみました。美姫ちゃんは今季、なんだか「ひとかわむけた」感あり。FOIで見てても振付師が変わった?のかな。いやモロゾフは監修してるでしょうけど。何かこう今までの「モロゾフが作り上げる美姫ちゃん像」から、変貌したように思います。本来の美姫ちゃんというか。妙に作りこまないというか。
この空気感は、トリノシーズンのウィルソン振付の「マイ・ファニー・バレンタイン」を滑ってた頃に似ているような。あの時は「ちょっとまだ早いかな?あと数年後に(大人の女性になった時に)滑って欲しいかな?」とフィギュア仲間としゃべってたんですが、まさにそれが「今」なのかなー。
真央ちゃんは、「愛の夢」ということで、本来の柔らか~い軽~い真央ちゃんの魅力が全開か!と期待していました。でもこれ、オーケストラでなくピアノかバイオリン1本の方が良くないだろうか。どうも、「大時代的」というか、やや古い感じがしてしまうのよ。
ジャンプが不調でしたが、真央ちゃんも大ちゃんと同じく、いつもシーズン前半は良くないので、今季も後半上昇するする~と楽観しています

信夫コーチになって変化が現れるとしたら、1~2年後じゃないかなー。コーチも選手も一流の人だけに、そうそうゴローッと変わらないと思うのですが。すぐに変化が現れたら、今まで積み上げてきたものは何だったの!?ということになる。
それにしても、新プロを見ると、昨年の「鐘」が懐かしくいとおしく思えてしまうという不思議。あれほど「真央ちゃんには…鐘は合わないのでは…」とずっと不信感を抱いていたのに、やっぱタラソワさん、重厚な五輪用の名プロを持ってきてたんだな~と。
ユナちゃんもコーチが変わり新体制になって、二人のライバルは「仕切りなおし」でしょうか。この二人がレベルを高めあってどこまで行くのか、姫川亜弓×北島マヤのごとく(笑)、ずっと見続けていたい~★
