上砂理佳のうぐいす日記

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制度と意識の両方を変えないと子供は増えない★

2014-07-04 | うぐいすよもやま日記
先の都議会野次事件がきっかけとなり、過去のセクハラ野次も明るみに。
衆院議会でも4月に「早く子供を産め。まずお前が産め」という野次が、上西小百合議員に投げ掛けられたとか。
上西さんといえば、近畿比例区で維新から出てたから、私も投票したよ。
若い女性で議員に的確と思われる人には、エールを送ることにしています。若過ぎて失敗するかもしれないけれど、若い人の柔軟さに賭けたい気持ちもある。
とにかく議会に女性を多数送り込んで、「仕事をしながら悠々と子育ても出来る」事例を当たり前にして欲しい。
勿論、市川房枝さんみたいに終生独身でもいい。ただ、「産む選択」を自由に出来る環境を整えない限り、女性はずっと苦しみ続けることになり、見るに耐えない。
「早く産め」と言っておきながら、産んだら産んだで「いつまで休んでるんだ」と責める。
「こんな忙しい時に妊娠するなんて非常識」「子供が熱出したくらいで早退するな」…ハラスメントは限りない。
男はどうしてこんなに馬鹿なのか。立派な地位にある人でも、女性を愚弄する言葉を平気で発したりするのだから、品位の問題か。
いや、女性同士でも小競り合いはあります。「産んで仕事を休む」ことに引け目を感じたり、逆に結婚してないことを辛く思ったり。
どのような人でも、妊娠・出産・育児の有給休暇は確保されていること。
産んでも産まなくても、差別をしないこと。
復帰後の仕事のポジションも確保されていること。
女性は「仕事休んで申し訳ない」という意識を捨てること。
…こうしないと、いつまでたっても子供は増えないでしょう。
でも、公的制度を整えると同時に、男性側に「一緒に仕事も育児もがんばろう。僕も負担するから」という意識が定着しないといけないのよね。
今、20代の若者ならイケるかな。もう、私の世代は駄目だ。私より上の世代はもっと駄目。
「産まない女に少子化対策を提案する資格はない」なんてのは、アホな男側の詭弁なので、くれぐれも惑わされないように★
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「使命」★

2014-07-04 | うぐいすよもやま日記
先日のブログで、水木しげる氏の漫画・ラバウル戦記のことに触れましたが、「総員玉砕せよ!」という作品もオススメ。ネットで探したら、結構若い人も読んでいるのが頼もしい。
私は図書館で読んでたのかな?戦争の理不尽さ、愚かさ、リアリティがいたましく身にしみます。
水木さんは一兵卒として戦地に赴き、片腕を無くしています。
無くした腕が右腕だったら…水木さんは漫画も描けず、作品は世に出ることもなかったのかもしれない。
神様が「水木よ!生き延びて日本に帰り、漫画を描け!そして犬死にした仲間達の事を描け!」という「使命」を与えたんじゃないかと思います。使命をおびた人、というのは、必要な才能も与えられますから。
妖怪漫画で有名ですが、戦記モノも水木さんは渾身の力を込めて描いています。ぜひ読みつがれて欲しい。

今、ネットで「戦記」を検索すると、「ゲド戦記」とかが上位に出てくるのね。
だんだん太平洋戦争の記憶が薄れていって、戦争はファンタジー、ドラマの中の世界になっているのかな。
私の親や親戚はまだ戦中派として生き残っているから、リアルなものを感じるけれど、「なぜ開戦前に皆反対しなかったのか」と聞いても、「あの時代に反対なんて出来るわけがない」と返される。
母は「ラジオや新聞は日本の連戦連勝!って報道ばかりだから、まさか負けるとは思わなかった。日本は正しい、と信じてた」と言うのです。恐ろしいですね。
「お国のためなら死にましょう」が、当時のスローガンだったと思うのですが、その感覚が普通になって麻痺してしまうことが恐ろしい。国の為に命落としちゃ駄目なのよ。
人は幸せになる為に生きているのであって、国の「駒」として生きているんじゃない。
そして、「人を殺さない」「人に殺されない」ことを最大のテーマにしないといけない。
そのテーマを、唯一原爆を落とされた国である日本から世界へ発信していくのが、我々の使命なんじゃないですか。
安倍さんわかってるんかい!
国民の安全を守ります、なんて言っておきながら、「駒」として使う気まんまんじゃないですか。
安倍よ、ちょっと待て。自民党おかしいぞ。ブーイングしていいんです。いや、ブーイングしないといけない。
その為に敗戦があって、民主主義があるんですから★
コメント (3)
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