「世紀のバレリーナ、シルヴィ・ギエムさん引退」と大きく報道されましたね。
いつかは来る…その日が、来年末かあ。
引退公演が本国フランスでなく日本で予定されている、というところがなんとも。でも、一番共演が多かったのが東京バレエ団だから、納得かな。
20代、30代の頃のギエムの舞台を、大阪で沢山沢山見ることが出来たので、もう思い残すことはありません。感動は一生の宝物。
思えばギエムが若い頃は、日本はバブル全盛で、海外のバレエカンパニーもひっきりなしにやってきた。大阪でも大抵、東京と同じ公演がありましたしね。
「バブル」って、芸術分野にとってはありがたい。彼女がパトリック・デュポンと共に来日した「デュポンと仲間たち」という小さな公演も、今の時代だったら実現不可能だったでしょう。
「ボレロ」も「シシィ」も「ルナ」も「眠れる森の美女」も、素晴らしく美しかったけど、私が一番印象深かったのは、ルグリと組んだパ・ド・ドウ。
世界バレエフェスティバル大阪公演で、ギエムは既にエトワール。ルグリはまだエトワール昇格前(?)だったと思います。
周りは錚々たるスターばかりなのですが、二人が一番若いオペラ座のカップルということもあり、まるで、お伽の国から来たお姫様と王子様でした。
まばゆいばかりの若さと美しさ。堂々とした品格とテクニック。
両方がダイヤモンドでキラキラ輝いているので、どちらを見たらいいのかわからない(笑)。
普通、パ・ド・ドウはどちらか一方のダンサーがメインで、その人の動きばかり注視してるんですが、この時は、どちらも一瞬たりとも見逃せない!ので、息を止めて困りながら見ていたという(笑)。
あんまりすごかったから、かえって何を踊ったか記憶がストンと抜け落ちています。
当時のプログラム見たら「グラン・パ・クラシック」になってる。
でも、大阪公演だけ変更になって「ブラック・スワン」だったのではないかと思うの…誰か覚えている人いたら教えてくださいー。
ま、とにかく、演目を忘れる位まばゆい二人だった!ということです。
寂しい!
ギエムの何が素晴らしいかというと、彼女は「自分で自分の仕事を作っていく」人で、決してこき使われて消耗するダンサーではなかった、ということ。
オペラ座のお姫様でいることも出来たのに、ロイヤル移籍、そしてフリー…と、年数を経る毎にたくましく強くなってゆくのです。
天才だけど、いつも同じところにとどまらず進化を続ける。
50歳になろうとする女性が「ボレロ」をやること自体、ハイパーで奇跡なんですが、彼女なら70歳まで踊れるんじゃないか!なんて思ってしまう。それほど強靭で、衰えを感じさせない人なのです。
ああ、もっと詳細なインタビューが読みたい。
どういう心境なのかなあ★
いつかは来る…その日が、来年末かあ。
引退公演が本国フランスでなく日本で予定されている、というところがなんとも。でも、一番共演が多かったのが東京バレエ団だから、納得かな。
20代、30代の頃のギエムの舞台を、大阪で沢山沢山見ることが出来たので、もう思い残すことはありません。感動は一生の宝物。
思えばギエムが若い頃は、日本はバブル全盛で、海外のバレエカンパニーもひっきりなしにやってきた。大阪でも大抵、東京と同じ公演がありましたしね。
「バブル」って、芸術分野にとってはありがたい。彼女がパトリック・デュポンと共に来日した「デュポンと仲間たち」という小さな公演も、今の時代だったら実現不可能だったでしょう。
「ボレロ」も「シシィ」も「ルナ」も「眠れる森の美女」も、素晴らしく美しかったけど、私が一番印象深かったのは、ルグリと組んだパ・ド・ドウ。
世界バレエフェスティバル大阪公演で、ギエムは既にエトワール。ルグリはまだエトワール昇格前(?)だったと思います。
周りは錚々たるスターばかりなのですが、二人が一番若いオペラ座のカップルということもあり、まるで、お伽の国から来たお姫様と王子様でした。
まばゆいばかりの若さと美しさ。堂々とした品格とテクニック。
両方がダイヤモンドでキラキラ輝いているので、どちらを見たらいいのかわからない(笑)。
普通、パ・ド・ドウはどちらか一方のダンサーがメインで、その人の動きばかり注視してるんですが、この時は、どちらも一瞬たりとも見逃せない!ので、息を止めて困りながら見ていたという(笑)。
あんまりすごかったから、かえって何を踊ったか記憶がストンと抜け落ちています。
当時のプログラム見たら「グラン・パ・クラシック」になってる。
でも、大阪公演だけ変更になって「ブラック・スワン」だったのではないかと思うの…誰か覚えている人いたら教えてくださいー。
ま、とにかく、演目を忘れる位まばゆい二人だった!ということです。
寂しい!
ギエムの何が素晴らしいかというと、彼女は「自分で自分の仕事を作っていく」人で、決してこき使われて消耗するダンサーではなかった、ということ。
オペラ座のお姫様でいることも出来たのに、ロイヤル移籍、そしてフリー…と、年数を経る毎にたくましく強くなってゆくのです。
天才だけど、いつも同じところにとどまらず進化を続ける。
50歳になろうとする女性が「ボレロ」をやること自体、ハイパーで奇跡なんですが、彼女なら70歳まで踊れるんじゃないか!なんて思ってしまう。それほど強靭で、衰えを感じさせない人なのです。
ああ、もっと詳細なインタビューが読みたい。
どういう心境なのかなあ★