(訂正・加筆してます)
昨日9/13付の朝日朝刊「オピニオン」に掲載された、高橋若木さんのロングインタビュー「デモと民主主義」は、とても面白かった。興味を持たれた方はご一読を。
今まで「デモに参加する若者」といえば、「自分探しをしている若者が、左翼にとりこまれて、生きる価値を見出す」みたいな、そんなイメージ。
けど、今は違う潮流が出てきたということです。
特別に思想信条を持たない人が、政治に対して怒りの表現として国会議事堂前で声を上げる。
従来の「せんそーはんたーい」みたいな「間延びコール」はダサいらしく、今は若者の影響で「ラップ調コール」が主流だとか。服装もお洒落らしい。
こうなるともはや「デモ」でなく、「お祭り感覚」?
(もっとも、国会議事堂の前でやるのは価値あると思うけど、大阪市役所や大阪府庁の前でやっても、安倍さんには届かんと思うが…)
高橋若木さんって若い。80年生まれということは34歳かな。全く知らなかったけど、活動家なのかな。
彼の発言で最も考えさせられたのが、「市民が社会の弱者として“外側”から“内側”の強者=政治(家)を批判する」のではなく、「自分達はこの愛すべき日本の内側にいる強者=国民として、政治を司る“自分達の代表者”が間違いを犯したら、“正しい名指し”で批判しよう」という部分。
要するに、「主権在民」の再認識でしょうか。
政治家は、「憎むべき権力者」ではなく、自分たち市民・国民の代表。
だから、おかしなことをやり出したら、「待った」とコールをかけることが出来る。
それがデモであり選挙。
高橋氏は「選挙以外に、政治に主権者の意思をインプットする回路が必要。デモはそのひとつ。民主主義の基本装備」と話します。
今まで自分は「外から」、政治家が悪い、官僚が悪い、~が悪い、という感覚でいたと思う。「愛すべき日本」という感覚もまるでなかった。
でも、自分は、観客じゃない。
観客じゃなくて、舞台に乗ってる人間だった。日本という舞台に。
民主主義は、国民全員が「日本」という舞台に立つ、役者じゃないのか。
観客として座席にふんぞり返って、「安倍の演技はまあまあだね」「麻生は役者としてはイマイチだね」なんて批評家を気取っているより、自らが舞台に上がって、演者となった方がずっといい。
舞台で動け。話せ。隣の人の、手を取れ。
客席で座ったまま不満タラタラの人生で終わるより、舞台でやりきって死ぬ方が、ずっと楽しい。
「愛すべき日本」という舞台を、作ろうよ演者たち。
自分達で作らなきゃ、永遠に「愛すべき日本」は無いんだよ。
このインタビュー、一行一行を食い入るように読んでしまう。高橋若木さんの考え、面白いし、説得力がある。
朝日新聞はいろいろあって叩かれてますが、「オピニオン」はいつも興味深いインタを載せてます。ジャンルも様々で、このあいだの熊川哲也氏インタも実に面白かった。
不正を働いたからブッ潰せー。不買運動だー。ってのはなんか違和感がある。
だって今どき、一社の新聞のみで情報を得てる人なんて、まずいないでしょう!?
他社新聞はどこでも読めるし、ネットもTVも雑誌もある。
比較検証する材料は昔に比べたらゴマンとあるわけで、むしろ大事なのは「朝日はどう間違ってどう謝罪してるのか」を知ることだと思う。
もっとも、朝日新聞の報道を信じて多大な被害をこうむった方がもしいるのなら、不買運動もアリだと思いますが。
どの情報を取り入れてどう考えてどう行動するかって、結局自分次第かなと思います★
昨日9/13付の朝日朝刊「オピニオン」に掲載された、高橋若木さんのロングインタビュー「デモと民主主義」は、とても面白かった。興味を持たれた方はご一読を。
今まで「デモに参加する若者」といえば、「自分探しをしている若者が、左翼にとりこまれて、生きる価値を見出す」みたいな、そんなイメージ。
けど、今は違う潮流が出てきたということです。
特別に思想信条を持たない人が、政治に対して怒りの表現として国会議事堂前で声を上げる。
従来の「せんそーはんたーい」みたいな「間延びコール」はダサいらしく、今は若者の影響で「ラップ調コール」が主流だとか。服装もお洒落らしい。
こうなるともはや「デモ」でなく、「お祭り感覚」?
(もっとも、国会議事堂の前でやるのは価値あると思うけど、大阪市役所や大阪府庁の前でやっても、安倍さんには届かんと思うが…)
高橋若木さんって若い。80年生まれということは34歳かな。全く知らなかったけど、活動家なのかな。
彼の発言で最も考えさせられたのが、「市民が社会の弱者として“外側”から“内側”の強者=政治(家)を批判する」のではなく、「自分達はこの愛すべき日本の内側にいる強者=国民として、政治を司る“自分達の代表者”が間違いを犯したら、“正しい名指し”で批判しよう」という部分。
要するに、「主権在民」の再認識でしょうか。
政治家は、「憎むべき権力者」ではなく、自分たち市民・国民の代表。
だから、おかしなことをやり出したら、「待った」とコールをかけることが出来る。
それがデモであり選挙。
高橋氏は「選挙以外に、政治に主権者の意思をインプットする回路が必要。デモはそのひとつ。民主主義の基本装備」と話します。
今まで自分は「外から」、政治家が悪い、官僚が悪い、~が悪い、という感覚でいたと思う。「愛すべき日本」という感覚もまるでなかった。
でも、自分は、観客じゃない。
観客じゃなくて、舞台に乗ってる人間だった。日本という舞台に。
民主主義は、国民全員が「日本」という舞台に立つ、役者じゃないのか。
観客として座席にふんぞり返って、「安倍の演技はまあまあだね」「麻生は役者としてはイマイチだね」なんて批評家を気取っているより、自らが舞台に上がって、演者となった方がずっといい。
舞台で動け。話せ。隣の人の、手を取れ。
客席で座ったまま不満タラタラの人生で終わるより、舞台でやりきって死ぬ方が、ずっと楽しい。
「愛すべき日本」という舞台を、作ろうよ演者たち。
自分達で作らなきゃ、永遠に「愛すべき日本」は無いんだよ。
このインタビュー、一行一行を食い入るように読んでしまう。高橋若木さんの考え、面白いし、説得力がある。
朝日新聞はいろいろあって叩かれてますが、「オピニオン」はいつも興味深いインタを載せてます。ジャンルも様々で、このあいだの熊川哲也氏インタも実に面白かった。
不正を働いたからブッ潰せー。不買運動だー。ってのはなんか違和感がある。
だって今どき、一社の新聞のみで情報を得てる人なんて、まずいないでしょう!?
他社新聞はどこでも読めるし、ネットもTVも雑誌もある。
比較検証する材料は昔に比べたらゴマンとあるわけで、むしろ大事なのは「朝日はどう間違ってどう謝罪してるのか」を知ることだと思う。
もっとも、朝日新聞の報道を信じて多大な被害をこうむった方がもしいるのなら、不買運動もアリだと思いますが。
どの情報を取り入れてどう考えてどう行動するかって、結局自分次第かなと思います★