上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

終戦の日に★

2015-08-15 | うぐいすよもやま日記
↑梅田阪急百貨店のウィンドウディスプレイは、今は夏モード。現代アートの作品で楽しい!

今日は終戦記念日ですね。
毎年毎年、戦争を検証するテレビ番組や新聞記事が出て、特攻隊や沖縄戦、満州引き揚げシベリア抑留の話が出て。。。アニメ「火垂るの墓」が放映される。
メディアが戦争を語ることは必要だとは思いますが、私は「感傷に浸って終わる」「泣いて感動して終わる」ことが嫌で、疑問が募ります。
先日の首相談話や各政党の談話もそうですが、言葉尻だけとらえてああだこうだと論評するのも、愚かに思えます。「言葉」は、なんとでも言えますからね。
首相や各党が、「何を言ってるか」でなく「何をしているか」「しようとしているか」を、注視しなくてはならない。
日本人がしなくてはいけないのは、「平和な国」をキープすることで、毎年8月15日にそれを確認するのは良い事なんですが、他国が戦争しているとき、攻めこまれた時にどうするか、を突き詰めて考えないといけないのに、なんとなく曖昧にはぐらかしていて、もう何年もそのまま…。
難しい問題だから、白黒つけられないのは当たり前なんですが、私自身は、実は「兵役制度」もアリかなと思っています。
あくまで「イメージ」なんですが、兵役のある国、韓国やスイスの若者を見ていると、「若くて楽しい何年かを、私生活を犠牲にして兵役につかねばならない」現実に直面することで、早くに彼らは大人になるような気がします。自分の身にふりかかることで、死に物狂いで物事を考えるでしょう。
日本は今は自衛隊が「なんとかしてくれる」わけですが、自らが銃を持たねばならないとしたら、どういう気持ちになるのか。
そこを一人一人が突き詰めて考えることは、テレビで戦争モノの番組を見ているより、ずっと大事ではないかと思います。
「兵役なんて嫌だ!」と思ったら、行動を起こすでしょう。幸い、今の時代は「嫌だ」を大きな声で言えます。
私自身が二十歳で、(女でも)軍服を着て銃の訓練をしなくてはならないとしたら…どうするでしょうか。そうなる前に「なんとかしよう」と思うのではないでしょうか。

母が言うには、「とにかく気がついたら戦争になっていたので、嫌だも何もない。あの時代に反対意見を口にすることは“死”だったんだから」。。。
そうならないために、今出来ることをすべきだと思います★
コメント
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