上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

四大陸地上波★

2020-02-09 | 19-20コンペとショー
五輪金メダルを獲ったプログラムは、翌シーズン以降決して滑ってはならない。。。最後の引退試合以外は。
別にISUのルールブックに載ってる訳ではないですが。
あのヤグディンですら「仮面の男」を持ち越して翌シーズン滑った時、わたくし的にはドッチラケでした(“ドッチラケ”って…古いか笑)。
熱狂的なファンでもそう感じたものです。
シーズンイン直前のオープン大会でしたが、なんとヤグVSプル対決再び、だったのよね。でもほんと、シラけましたね(笑)。
ヤグディンは残念ながら五輪翌シーズン開幕戦のスケアメで、フリーのウォーミングアップ中に棄権して、それが現役最後の舞台となってしまいました。
パーフェクトな、熱狂的な金メダルを獲った「仮面の男」の五輪時の衣装そのまんまで、とても悲しげにリンクを去るヤグディンの姿は、今も目に焼き付いています。
「金メダル演技」は、多分あの極限の緊張の空気の中で、研ぎ澄まされ美化されて人の心に残っているから、「その後」はそれを超えられない。
だからなぜ羽生選手がプログラム戻したのか、わからないんですよね~。
「Art on ice」の方が、「今」の彼に合ってるよ。特にファイナルの時は、ミスはあれど熱がこもってた。
なんだか炭酸の抜けたサイダー飲んでるような、今回の四大陸はそんな感じ。もっとも、ネイサンと宇野君がいる世界選手権は、またギア上げるのかな。

個人的には鍵山君やジュンファン、若い選手がハツラツとしてて良かったです(あれ?カムデンは?)。
来週Jスポでゆっくり見てみましょう。。。やっぱ地上波はストレスたまる。

女子は紀平さんが貫禄勝ちでしたが、坂本選手が4回転、樋口選手が3アクセルにそれぞれ挑戦して、韓国のユ・ヨン選手も素晴らしいアクセル成功。200点超える人がいっぱいでなかなかハイレベルでした。
私は坂本選手のスピーディでダイナミックなスケートが好みなんですが、アメリカの二人、テネル選手とカレン・チェン選手の情感こもった演技も感動しました。
なんだかんだ言ってアメリカ強いですね。

紀平さんは昨季のプログラムが良すぎて、今季は最後まで慣れずに来てしまった(^_^;)…。うーん。
でもそれを技術でねじ伏せてしまうんだから、ロシアトリオに対抗出来るのはやはり彼女しかいなさそう。日本では。
ジュニアの頃からコツコツコツコツ3アクセルを積み上げてきて、今大きく花開いている紀平さんなら、4回転も来季は完成しそう。楽しみです★
コメント
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