上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

日本平から青い空青い海★

2020-02-29 | うぐいすよもやま日記
「富士の旅」2日目は、まず、「日本平夢テラス」。



まだ出来て間もないから、ピカピカ!
隈研吾さんの建築だそうです。どこもかしこも地元で採れる木材を使っているので、めっちゃ気持ちいい~。
そういえば、新しい国立競技場も「木材ふんだん」のようですが、コンセプト似てる。
といいながらあまり写真を撮ってないので、HPリンクからご覧ください!




この日は富士山は白い雲をかぶっていました(よって雰囲気だけ)。


夢テラスの2階は、ガラス張で見晴らし最高のカフェになっていました。
静岡ですから、コーヒーじゃなくてひたすらお茶。ほうじ茶ラテ。美味しかった~。



芹沢圭介美術館と登呂遺跡って同じところにあるのですね。
静岡駅からも近く、ほんとに街中に突然、太古の住居が出現するのでびっくり。





芹沢さんは、染め絵で有名な方ですね。
静岡出身だったなんて。ご実家は呉服屋さんだそうで、それで「染め」と距離が近かったのかな。
柿渋を塗った紙を彫って型紙とし、糊を置き、そこに染料を差して描画。糊を洗って取る。
そのデザインのモダンなこと。
シンプルなのに味わい深く、いつまでも見ていたくなります。



教科書にも載っている有名な「縄のれん文」。なんつう斬新なデザイン。
最初見たとき、「え?これも芸術か!?」とびっくりしたのですが、この縄のたるみ具合といいねじり具合といい、空間の「間」といい、絶妙です。
どんなにつまらなく思える日用品でも、芸術になるのですね。それを体現していた芹沢氏。



私が買った年間カレンダー。
これって昔の型紙でまた刷りなおしたのではなく、昔刷った版画の画像を組み込んで現代のカレンダーにしたものでしょうか。
芹沢さんの現役時代は、一枚一枚手で刷って、年間カレンダーとして販売していたのでしょうか。
それってすごい。でもやってみたい(笑)。

美術館では、大きな染め絵もみごたえがありましたが、生涯かけてコレクションしていた世界各国の家具や民芸品が、てんこ盛りで展示されていました。
宝石箱やお弁当箱、薬でも入れてたのか?カバンや小袋。椅子にタンス。重いものばかりです。
どんだけマニアック!?と言いたくなるような、膨大な量のコレクション。なかば呆れました(笑)。
岡本太郎も水木しげるも、世界の民芸品収集の多さは有名でしたが、発想の元ネタとしても、「集めるパワー」にびっくりします。
収集癖があるのは大抵男性です。
女性はあまりないのでは。。。
部屋が汚くなる、とか、掃除が厄介!とか、女性は現実的ですから(笑)。
きっと芹沢銈介さんの奥さんも、旦那さんが海外旅行のたびに船便で送ってくる「お土産」に、辟易してたに違いない★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする