上砂理佳のうぐいす日記

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エグいわ「決戦は日曜日」★

2022-01-18 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
窪田君と宮沢りえちゃん共演ということで見てきましたが、予想外に面白かったです(笑)。暗くありません。お笑いです。
私は過去、姉がとある議員さんの選挙運動に関わっていたこともあり、無関心ではなかったですね。選挙のカラクリとか。

ベテランの地方議員の娘が急に選挙に出馬することになり、様々なトンチンカンが起こるのですが。。。あれ?選挙は予想外の方向に。どんどん運命が変わっていきます。
最初は、宮沢りえ嬢の純粋な熱意にほだされて、冷めきった議員事務所の秘書たちがだんだん彼女を応援し一致団結、万々歳。そんな予想をしてたのですが。
1986年生まれという坂下雄一郎監督(大阪芸大卒だ!)の若い感性は、そんなありきたりの感動ストーリーを許しませんでした。。。相当エグい「この日本の政治の現実」に、うっひゃーというか。でも笑わざるを得ない(笑)。
宣伝文句が「新感覚のポリティカル・コメディ」ですから。「人間悲喜劇」ですね。

あー。これから選挙を見る目が変わるな。
でも、大阪はちょっと違うな。維新に世襲議員は居ないから。やっぱり大阪は別宇宙かも。
パンフレットに池上彰氏がレビューを書いてるんですけど、ふんふんふんーって感じ。
これ、ほとんど無名に近い監督だから作れたのかも。大物になったら無理というか。いろんな所から圧力かかりそうで。
コメディの化粧を施しているけど、日本の現実はこれでいいんすかー。おかしいやろ!って監督のメッセージがちゃんと伝わる。鋭い映画ですよ。
舞台劇みたいなセリフの応酬が面白いんで、脚本まるごと載ってるパンフレット買いました。
もう一度、セリフを読み返して、反芻して味わう価値あり。

ラストも良い着地でしゃれてます。当選か落選か?
窪田君演ずる秘書・谷村の言葉が結論。それが「生きる道」ってことか。続きが見たい。
それにしても「エール」の前と後とで演技が変わったように見えました。
更に上手くなってるといいますか。リアリティが、ね。「犬猿」の頃と明らかに違う。
朝ドラで一年主役努めたから、鍛えられたんかな。
秘書ってとにかく「すみませんすみません」って頭下げまくるのが仕事なんですね。。。秘書それぞれのキャラも立ってて面白い。
みんな図太くてなかなか辞めないのは、お給料いいからだと思うわ(笑)。

坂下監督にはぜひ、この間問題になった議員さんの政務活動費のこととか、深掘りして描いて欲しい!あれ結局ウヤムヤやん。
今後に期待の監督です★
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女王の意地★

2022-01-18 | 21-22 コンペとショー
ヨーロッパ選手権、女子フリーは15歳ワリエワさんが優勝。二位のシェルバコワ17歳、三位のトゥルソワも17歳。は~若いねー。
ルナ・ヘンドリックスは残念ながらロシア表彰台独占を阻めませんでした。先日ヘンドリックス選手を「ドイツ」と書いてしまいましたがベルギーでしたね。失礼しました。

出遅れたシェルバコワ選手は、フリーで4フリップを見事に決め、ルッツ+ループも大丈夫。もんのすごい集中力と気迫で、会場をかっさらいました。
いやすごいド根性。さすが世界チャンピオンなのでした。
ワリエワさんはポロポロミスがありちょっと散漫な印象が。
トゥルソワちゃんは4回転5本という男子顔負け構成でしたが、決まったのは冒頭の4フリップと4サルコウのみ。
やっぱりクワドは二本位にして余裕を持って、演技構成点を上げる戦法の方が勝率は上がると思うのですが。
それをせず最高難度ジャンプで歴史を作ろうとするところが、トゥルソワちゃんの魅力なんでしょね。
三者三様それぞれ魅力的で、オリンピック本番は、ミスが無かった人が優勝しそう。
ワリエワさんもちょっと「磐石」とは言えなくなってきたな。
もっとも、ロシアはまだシングル男女のオリンピック代表が決まってないんですよ。
団体と個人戦でどういうオーダーを組むか、そこも見処です★
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