「富田望生(とみたみう)の日日是芸術」という番組をNHK Eテレで見ました。
素晴らしかった!
望生ちゃんは女優志望(ダンサー志望?)の女の子ですが、ある日不思議な喫茶店で出会ったマスターに、不思議な黒メガネをもらいます。
それは厚紙をセロテープでぐるぐる巻きにして作ったメガネなのですが、かけた途端に今居たところからワープして…世界が一変します。
紙で出来た車が走ってきたり、空に怪獣が現れたり、枯れ葉が動物に見えたり。その「枯れ葉動物」を作るアーティストの家に招かれ、制作を習ったり。
コンビニの入り口で激しくチェロを弾きまくる人に会ったり(そのコンビニには、自分の顔をコピー機でコピーする人がいる)。
ヘンテコな芸術家に次々と遭遇し、導かれ、一緒に戯れているうちに、自分自身の固まっていた概念から解き放たれます。
自由に踊っていい!
心のままに表現していい!
いつしか不思議なメガネの力を使わなくても、彼女の目には「この世界に溢れている芸術」が見えるようになります。
正規の美術教育を受けていない人が、絵画の決まりごとや常識を飛び越えて独自の世界を作ることを「アウトサイダーアート」と言いますが、そのような芸術家たちがどんどん出てきます。
ドラマかな?と思ったら実際の芸術家のおうちを訪問したり、ドラマでありドキュメンタリー。ドラマドキュメンタリーとでもいうのでしょうか。
不思議なセロテープメガネを作る人は、北海道の施設にいる男性でした。あっちゅうまに器用に作ってしまいます。
ご実家を尋ねたら、幼い頃からずっとずっと作品を何万個も作っているらしく、お母さんが出してきた大量の段ボールが。
窪田正孝君の写真をずっと撮影してきた「ハルさん」こと斎藤陽道氏が、北海道に行きこの男性を撮影して、メガネをもらってきたのでした。
「ハルさん」は、望生ちゃんにメガネを渡す喫茶店のマスター役で、役者さんとしても出演してるのですが、めっちゃキュートで魅力的なんです。
手話で話しはりますが、今、Eテレで「しゅわわん!」というアニメのミニ番組でハルさん一家が出てくるので、そのご縁で出演したのかな?
ハルさんが見たくて録画してたのですが、こんなに素敵な番組が深夜にヒッソリなんて。。。昼間はしょーもない番組ばかりなのに。
出てくる芸術家たち、楽器を鳴らす人、踊る人、絵を描く人は執拗に細かい描写で平面を埋め尽くすタイプが多い。
最後に出てきた男性は70歳になってから突然絵を描き出し、家中の平面という平面、家の外の壁、ドア、窓、全て細かい絵で埋め尽くされていました。
2022年に亡くなられたのですが、ベッドの上でもスケッチブックに描き続けていました。
私もそんなところがありますね。。。
ある意味、精神の病を、絵を描くことで補っていると思うんだけど。
長野に住むうつ病に苦しんでいた男性が、一筆書きの紋様のような絵を大量に描くことで「救われた」と、奥さんと共に喜び合っていた光景が、とても印象的でした。
人は、救われるために絵を描くのです。
ついつい、構図や色や完成度などで自分に枷をはめてしまうのですが、あんなふうに「心のままに」描きたい。
魂が剥き出しなので、見る人の胸をうつのだと思います。
私はまだまだとらわれているな。
もっと自由に自由に★
素晴らしかった!
望生ちゃんは女優志望(ダンサー志望?)の女の子ですが、ある日不思議な喫茶店で出会ったマスターに、不思議な黒メガネをもらいます。
それは厚紙をセロテープでぐるぐる巻きにして作ったメガネなのですが、かけた途端に今居たところからワープして…世界が一変します。
紙で出来た車が走ってきたり、空に怪獣が現れたり、枯れ葉が動物に見えたり。その「枯れ葉動物」を作るアーティストの家に招かれ、制作を習ったり。
コンビニの入り口で激しくチェロを弾きまくる人に会ったり(そのコンビニには、自分の顔をコピー機でコピーする人がいる)。
ヘンテコな芸術家に次々と遭遇し、導かれ、一緒に戯れているうちに、自分自身の固まっていた概念から解き放たれます。
自由に踊っていい!
心のままに表現していい!
いつしか不思議なメガネの力を使わなくても、彼女の目には「この世界に溢れている芸術」が見えるようになります。
正規の美術教育を受けていない人が、絵画の決まりごとや常識を飛び越えて独自の世界を作ることを「アウトサイダーアート」と言いますが、そのような芸術家たちがどんどん出てきます。
ドラマかな?と思ったら実際の芸術家のおうちを訪問したり、ドラマでありドキュメンタリー。ドラマドキュメンタリーとでもいうのでしょうか。
不思議なセロテープメガネを作る人は、北海道の施設にいる男性でした。あっちゅうまに器用に作ってしまいます。
ご実家を尋ねたら、幼い頃からずっとずっと作品を何万個も作っているらしく、お母さんが出してきた大量の段ボールが。
窪田正孝君の写真をずっと撮影してきた「ハルさん」こと斎藤陽道氏が、北海道に行きこの男性を撮影して、メガネをもらってきたのでした。
「ハルさん」は、望生ちゃんにメガネを渡す喫茶店のマスター役で、役者さんとしても出演してるのですが、めっちゃキュートで魅力的なんです。
手話で話しはりますが、今、Eテレで「しゅわわん!」というアニメのミニ番組でハルさん一家が出てくるので、そのご縁で出演したのかな?
ハルさんが見たくて録画してたのですが、こんなに素敵な番組が深夜にヒッソリなんて。。。昼間はしょーもない番組ばかりなのに。
出てくる芸術家たち、楽器を鳴らす人、踊る人、絵を描く人は執拗に細かい描写で平面を埋め尽くすタイプが多い。
最後に出てきた男性は70歳になってから突然絵を描き出し、家中の平面という平面、家の外の壁、ドア、窓、全て細かい絵で埋め尽くされていました。
2022年に亡くなられたのですが、ベッドの上でもスケッチブックに描き続けていました。
私もそんなところがありますね。。。
ある意味、精神の病を、絵を描くことで補っていると思うんだけど。
長野に住むうつ病に苦しんでいた男性が、一筆書きの紋様のような絵を大量に描くことで「救われた」と、奥さんと共に喜び合っていた光景が、とても印象的でした。
人は、救われるために絵を描くのです。
ついつい、構図や色や完成度などで自分に枷をはめてしまうのですが、あんなふうに「心のままに」描きたい。
魂が剥き出しなので、見る人の胸をうつのだと思います。
私はまだまだとらわれているな。
もっと自由に自由に★