上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

母の縫ったお雛様★

2025-03-02 | うぐいすよもやま日記

京都の「人形着物教室」に通っていた母の、ラストの課題が「雛人形の着物を縫う」でした。
これ、人形は自分で調達せねばならず、色んな古道具屋で探し回っていたことを覚えています。幸い綺麗なお人形が見つかりましたが、元々着ていた着物はどうしたのかな?(裸にした?)
コロナで教室は度々中断。月に一回のお稽古ですから、遅々として進まず、足掛け三年程かかったでしょうか。
母が86~89歳ぐらいの時なので、頑張ったな~と思います。認知症が出始めても、手仕事は覚えているもんですね。
お稽古最後の日に私も一緒に京都へ行って、先生と生徒さんたちにご挨拶をして、お雛様お内裏様を持ち帰りました。帰り道、自分の習い事じゃないのに、じーんときてしまった。
75歳から14年も通ってたのよね。教室の展覧会にも出させてもらったり、決して上手くはないけれど、次々と課題をクリアしていました。
やっぱり昔の人って、裁縫は一通り出来るのよね。私には無理!

しかし、お譲り先が見つからなければ、淡島神社に送ることになるのかも。。。姉に写真を送ったら、「このお内裏様、烏帽子(えぼし)を被ってない!」と言い出して、あれ、ホンマや。
でも買ってきた時から無かった記憶なので、異例のスタイルかも。
地味に見えますが、明治~昭和初期の古着物の小布なのでめちゃお高い。こうなったら小物とか買い足して、もっと立派に飾ってあげようかなあ★
コメント (2)
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