上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

イナバウアー異聞はつづく

2006-03-13 | フィギュアこんな話も
亀のイナバウアー、テン(?)のイナバウアーですか…ほんまに金メダリストになんつうことを。今日の毎日新聞大阪版にはカワウソが出てたね。こんなん。ソースは高知らしいが…。無理矢理やん~。
すっかり、「上体を後ろにのけぞらせること」がイナバウアーになってますね。もう静香ちゃんも「なんとでもしてください」状態なので、これでえーんでしょうか?
冷静に考えたら「亀のイナバウアー」が一番むずかしそうだ。首だけ曲げるの?あの固い甲羅を曲げるのか???

★余談ですが私は長年「イナ・バウアー」を「インナー・バウアー」と思っていました。なんかこうさ。インに(内側に)曲げてどうのこうの…っていうワザだと思ってたのよ。多分今回の事件がなければ、ず~っと「インナー・バウアー」って記述してたことと思う。すみまへん。
昔の女子選手は結構やってましたよね。ティファニー・チンとか絵美ちゃんも。最近では、太田由希奈ちゃんがやはり「トゥーランドット」のクライマックスで入れていて、素晴しかったですね^^
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ボロノフ君はウスペンを抜き去るのか

2006-03-13 | 05-06 コンペとショー
ウスペンったら。ウスペンったら…。しつこいですね、私も。
ロシア期待の若手、ウスペンスキー君のフリーは…冒頭の3アクセル+2トゥは成功、でも3ループと3フリップで転倒かあ~。でもロシアのファンサイトの掲示板をを見たら「8 place. Congraturation!」となっているのでまあいいとしましょう…。って冗談でなく、世界選手権代表は銀メダルのボロノフ君なのでは?どうなる?
このウスペンの衣装ってなんだか「Winter」を思い出すわ。そして前髪~。市松人形じゃないんだから…シャギってくださいな。
小塚君、おめでとう!日本男子3人目だ。ほんと、大ちゃんも織田君もますます頑張らないと大変。
ジュニア選手のお写真も面白いですね。女子は殆どがビールマンだし~スパイラルだし~。
パトリック、右手の位置が微妙?来年こそ表彰台に上がれるのかな。期待しておりますよ。
真央ちゃん、素晴しいポジション。以前の真央ちゃんは靴が相当デカく見えて、細い足が折れそうに思ったけど、だいぶ緩和されてきた?
金メダリスト、小塚君。全日本と同じ衣装ね。来季は髪型を変えて、ちょっとソフトにイメチェン(?)した方がイイと思う。綺麗な滑りがより映えるように。
ピーター・リバース君というの?なにやら「ライーヨー」を彷彿とさせる衣装です。心意気や良し。
アメリカの大ちゃん。村上大介君。中庭君に似てる?これから要注意人物!
美しい柴田くん。このショットだけ見てると、ヤマト先輩の「ハムナプトラ」だ。頑張れ!シニアで頑張るのだ!(個人的思い入れ)
そしてジョニーに似てるというウワサの、ヴァーチュー&モイヤー組。うう~ん。確かに似てる!?ジュニア時代のジョニーに。今回、優勝なさいました。
話題のボロノフ君。銀メダル。指先までラインが綺麗。長い手足でこう踊られたら…やはりロシア勢には叶わない。
ケビン・レイノルズ君?一度見たら忘れられん存在になりそうだ…サンデューからレンタルしてきたかのような「青ずぼん」。
武田奈也ちゃんのビールマン。すばらしく綺麗。DOIで初めて見たとき、踊りにムードがあってダイナミックで驚きました。まだジュニアだったのか。

世界ジュニア、関西ではトーゼン放映はありません。もう関テレにいっくらメールしても電話しても無理。何年やっても変わんない。
五輪でフィギュアが好きになった方。特に関西在住の方は、BS、CSを見られる環境を整えたほうがストレスが溜まらないと思います。そして「最初っから民放TVは存在しなかった」という事にしておいたほうが。
そこまでして見るか?ってなモンですが、ワイドショーのネタとしていじくられてばかりいる(特に関西はお笑い芸人がいじる)フィギュアは見るに忍びない。「イナバウアー」は今きっと、関西の若手芸人がネタにして漫才の台本書いてるよ…目に見えるかのようだ。荒川さんに申し訳ないわさ、ほんま。
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ウスペンたら…

2006-03-12 | 05-06 コンペとショー
ウスペンったら…SP転倒したのね…よよよ(泣く)。
でも頑張れ。とにかくスカパーに映れ!(そういう問題か)
アンタ、シニアの世界選手権の代表なのよ。わかってるの?大丈夫か!?
ロシア男子は「綺麗どころ含有率」は世界一なのに、どうも新人類世代は根性が無いのだろうか。ヤグプル世代のような「超ド根性」が。石油輸出のおかげで空前の好景気ロシア、と昨日ニュースでやってましたが、もう、パンを求めて何時間も店頭に並ぶ…って時代ではないのね。今の若い世代は豊かそうだもんね。やはり人間、ハングリーでないとアカンのかな…って、私にとってウスペンスキーのSP問題は、現代ロシアの実情にまで妄想を押し広げるに充分であった。大げさな。大げさな。でも、今のこのメンバーが4年後のバンクーバー五輪の最終グループかもしれないよ。あ、P・チャンは地元ではないか。ただでさえフィギュアに熱狂的なカナダ。これ以上無い大チャンス。その頃、カナダ先輩のJ・BさんとE・Sさんはどうしてらっしゃるでしょうか。E・Sさんはブロードウェイあたりで、腰を振って踊りまくっていそうですが。
ロシア、ワールド代表はクリムキンとウスペンで決まってるよね。
今からアンドレイにお出まし頂く、とか出来ないのかしら。駄目か。ドブちゃんは怪我ですか…。今回、もしジュニアワールドでボロノフ君のほうが成績が優秀だったらば、代表は彼にスイッチされるとかもアリなんだろか。どう考えても3枠は取れそうにない…。故障から復帰したばかりの栗ちゃんと、ジュニア選手に頼らざるを得ないなんて。
でも確かにロシアはいつもPCSが高い。日本は低い…筈だったけど、最近はそうでもなくなってきた。やはり日本の先輩達ががんばって実績を作って、「JAPANはイイ」ってイメージを作ってくれたのは大きいよ。

…とここまで書いて、いったん休憩してたら、ウスペンよりもファイファー君よりも上に無良君の名が!今んとこ1位。すごい!自己最高点!
どうでもいいけど、アメリカチームとジャパンチームって。仲いいのね。「もう一人のダイスケ君」もいます(小塚君の日本語を英訳してくれてる?)。P・チャン可愛い。
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アジア躍進と真央ちゃん

2006-03-10 | 05-06 コンペとショー
優勝したユナ・キムちゃん…って書こうとしたら「チャングム」が始まった。♪おな~ら~お~~~ならあ~♪
私は迂闊だった。ユナ・キムちゃんのSPってロクサーヌのタンゴだったのね…チラリとニュースで見たけど、ムードが大人なんだー。ひゃあ。大ちゃんのSPと見比べたい。振付がT・ディクスン+ジェフですよね。「いかにもな芸術路線」だ。放映が楽しみ楽しみ。
正直、昨年の世界ジュニア女子でキム選手の潜在能力にタマげてしまい(この時は調子が悪かったものの)、真央ちゃんの楽勝とはいかないだろな…と思ってた。そんなユナ・キムちゃん、恐ろしい~。来季がコワイ。
真央ちゃんはずっと思ってたけど、どこでトゥループジャンプやってるんだろう?普通、コンビネーションだったらトゥジャンプをつけるのに、何故ループばっかなの?ファイナルの時も気になりました。
今、練習してる4回転もループだというし、いくら得意でも万遍なく全種類のジャンプを跳ばないと印象的に良くない(そんな私は古いのか)。それに、体に負担のかかる箇所が集中してしまわないのかな。同種類のジャンプばっかだと。山田満知子コーチは昔から割と「選手の得意なことをやらせる」方針みたいなので、それで良い面もあるけど、なんだか心配ですわ。
大人びた魅力の武田奈也選手が逆転で4位。私のご贔屓、澤田亜紀選手が5位、とトップ10に5人もアジア人が入りました。すごい!

…とアッサリ書きました。が。
ブログを書いた後でひと通りグルッとスケート記事を見ていたら、結構、真央ちゃんの敗退って、日本のスケートファンおよび関係者にとってはショックだったのだろうか?良く読むニフティとか。ここの記事は割と好きです。「男子オフィシャルブック」「COLORS」もこの系列ね。ライターの青嶋さんの、選手の捉え方・描写が暖かくて(かつ現実的で)好き。最近、劣化が著しいWFSの記事よりずっとイイと思う(全部の記事が、とは言わんが段々内容が薄くなってる…)。
このニフティの「浅田VSキムのSP」の筆致は唸ってしまった。これぞ私の感じていたこと。真央ちゃんに無いものがそのままユナのSPにあった…というところ。

ユナ・キム選手は「なんの為に滑るのか→表現したいものがあるから滑る」…これが本能的に備わってるのだと思う。私が昨年の世界Jrで「ひゃあ」と思ったのはそこ。音楽を感じて「体にいったん入れて」、動き(滑り)でお客さんに「放出する」…その為にスピンがありスパイラルがある。だからジャンプがダメかというとそうではなく、しっかり「踊りの一環」として跳んでくる。
この人、まるっきし欠点が無い…でも、絶好調の時の真央ちゃんのスケールはスゴイしね。う~ん?どうなる?やっぱ真央ちゃん?と思っていたら、今回はキム選手に軍配。

GPFの時に思った。真央ちゃんは「ジャンプが一番やりたい」選手であって、あとの要素は「つなぎ」なのだと。
バレエをやってるからポジションは決まるし股関節は柔らかい。リズム感もある。踊ろうとしたらなんでも踊れて、可愛い魅力も度胸もスケートの伸びも全て全て備わってる(!) けれど「これ、フィギュアじゃないよねえ?」という違和感が胸について離れない。なんかこう、一番大切なもの=魂(たましい)的なものが無いのよ。
だから私はあの時、僅差でスルツカヤが勝つ、と思った。数字は正しく表れる、と思っていた。しかし結果は真央ちゃん優勝。
確かに「あのときあの場、あのリンクを制した者」は真央ちゃんだったので、文句は言えなかった。実際、代々木リンクは「歴史的偉業」と思える程の異様なムードに包まれていたのだから。
でも…「これで世界一というわけではないよ」と同時に思った。だから「浅田真央選手をトリノへ!」「抗議運動をしよう!」ってのもオカシイと思った。

そしてニフティの記事を読んで…なんか納得した次第。
でもこれで、次の五輪はキム選手と真央ちゃんの一騎打ち…だなんて思えない。マイズナーもいるしグルジアの少女もいるし、コストナーもまだまだこれから。ええ、爆発少女(笑)エミリー・ヒューズも、リャンもティラーもシズニーも。勿論日本の少女も後にまだまだ控えているし。
今は無名の12歳の少女が、4年の間に急激に成長し第二の真央ちゃんになり、五輪へ出る可能性だってゴ~ロゴロある…わかりまへんわ。女子フィギュアの4年間ってオソロシイ長さではないですか。
でも真央ちゃんは魅力的な選手。来季に「もうひと変身」して欲しい私。
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男子SP滑走順

2006-03-09 | 05-06 コンペとショー
出てますね。第4、5グループ見応えありそうだわ。P・チャンは如何に。小塚君は2番滑走で良い感じ。それにしてもマスコミは男子をほとんど無視だ。怒れ!
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ここで世界ジュニア

2006-03-09 | 05-06 コンペとショー
トリノ~TOIからちょっとブレイク。
真央ちゃんはSP2位。3アクセルは成功したけど次のループがシングルに…。ユナ・キムちゃん、スゴイ。綺麗!大人っぽい!衣装も良い。真央ちゃんと接戦になりそうなので頑張れ。見応えありそうです。
さっき男子の予選を見ました。ウスペン君がA組トップだけど日本男子も好調そう。特に最年少の無良くん。ディダクション1でこの点はなかなか立派だわ。
そして「もう一人のDAISUKE」君、出てますがな。上位ですがな!全米の公式練習ビデオで見たけど、ジャンプがむっちゃスゴイ。回転が速くて鋭い。うわーこれも楽しみ。このダイスケ君が「全米男子の星」になったら…4年後どうなるんだろう。日本VSアメリカで奇しくも「DAISUKE対決」が。そんな予感がするのは私だけかいな(それにしても男子は女子のトップに比べてPCSが低い…)。
★今日、友人から「世界選手権にスルちゃん出るみたいよ」とメールが。ということは又も、コーエンと対決?では静香ちゃんはどーするのか!?まさか3人でまた優勝争いなんてことは…。
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大団円

2006-03-07 | トリノ五輪
さて、大ちゃんですがお馴染みの「ノクターン@シークレット・ガーデン」。
バレエジャンプ連発のオープニングといい(バレエジャンプ出来るんだね…)、今日はジャンプミスは1個ステップアウトだけで(すぐに跳びなおす)素晴しいスピード。滑らか。リンク狭そうです。ほんまに「ポーン」と軽く高く上がるルッツは、ナマで見ると病みつきどす。この滑りが五輪本番で出来ていたら~。スピンもランビ並みの速さで一杯拍手が来ました。レイバックの頭がすごいんだけど、脳しんとう起こさんかと心配だ。
欲を言えば、プルさんが「トスカ」だったから、対抗して「ムーランルージュ」やって欲しかった…って調整が難しいか。それとこれからはトップスケーターとして、趣向の変わったEXナンバーを2~3曲用意して欲しいのよ。衣装も、男子全員が黒シャツだったので、ユニクロでいーんだから違う色のシャツを買うとか(?)工夫をせねば。「今季、EX滑れる機会あるのかなー?」なんて言うとる場合とちゃうぞ。でも初めて見る人は、多分大満足して頂けたと思います。
プロ転向してしまうトト&マリ。この二人は本当に昨年辺りから「大きな華」が出てきました。特にマリニンが…以前は縁の下の力持ち的でしたが、体型も締まってすっかり男前オーラをまとうように。二人の愛の物語を紡ぐナンバーでしっとりと魅せてくれました。でも、私生活では恋人同士ではないのよね。なんだか、しっかりしたイメージのタチアナ=ディーバ(女神)に導かれて「男」に成長したマクシムって感じです。ペア競技って女性主導の方が上手くいくのかな~。

静香ちゃんが出てくると大歓声です。まさに「時分の花」です。オーラってこういう事を言うのかなー。全てが輝く印象でした。ジャンプは2アクセル一個だけなのに魅了出来るワザを一杯持っている。それに冒頭は片手ビールマン!終盤のイナバウアーで会場は更に「ドワーッ」です。フラッシュがすごい。カメラ撮影NGなのに深刻にとらえていない、フィギュアファン初心者が大半だったかと思われます。冗談じゃなく、フラッシュが視界に入ると選手にとってたいへん危険なので会場入口でカメラが禁止されている時は、絶対絶対やめましょう。もう10年以上前から言われているのに、まだ止めません。それが結局「国内での試合は撮影禁止」という事態を招いたのです(たぶん)。私は元々、携帯やカメラが嫌いなんで、心情がわかりまへん。

最終幕で「小芝居」があるのですが、なかなか美味しかった!
禁酒法時代?みたいなバーのテーブルに座る男女たち(この公演では、ボナリー&ペトレンコ、渡辺&木戸選手、アニシナ&ペーゼラの3組)。土曜日はプルさんが演じたという、マフィアのボス?は今日は本田君。でも白いサスペンダーつけてた…あれは幅広のゴムにも思えたが。貫禄が無くて可愛い(笑)。誘惑するセクシーなお嬢さんが美姫ちゃん。ハマッてるわ。静香ちゃんが白い羽のふわふわマフをつけて、ヘソ出しの黒パンツルックで踊る。なんてプロポーションが良いんだろか。ウエストがキュッ!
んで大ちゃんが大笑いだ。あちこちでレポされていた様に「ドロボーさん」の役でした。懐中電灯を持ってスピンしてたりして…K嬢と爆笑したのだが、キョトキョト挙動不審なトコロがもう「地(じ)」やんって(笑)。大輔泥棒は、白いトレンチを着た「お菓子なゴンチャロフ刑事」にあえなく捕まり、ドキューン!とピストルで撃ち抜かれました。バタリ…と崩れ落ちて氷に寝転ぶも、その後お尻でズルズルと移動しリンク際にハケるのでした(ここも笑いが起こっていた)。
しかし、急遽「小芝居」を練習したであろうに、皆頑張ってました(笑)。こういうの、全日本選手でも見たいよね。DOIとかで。アイスダンス選手が沢山いると助かるのだが…やはり演技が上手いものね。

フィナーレはBSフジではまあまあ放映あったのですが、ここは解説で盛り上げないといけないのに、何故か無言が多い(?)。カメラアングル=編集も変なとこばっか映してる。どうしたもんか。ナマで見られて大満足だったけど、地上波TVはダメダメだったそうで。また罪を犯したか、フジTV。
ここまで「アイス・ショー」とは思いませんでした。120%「ショー」!気張らずに楽しめました~(^^)。チケット獲った甲斐はあります。
金メダルは勿論素晴しいけれど、マスコミの扱いは「凱旋・荒川選手のイナバウアーに1万人が釘付け!」で「号泣!」した事になっている(笑)。ズレるな~ズレるわ~。プルシェンコ来てんのよ…。アニ&ペー来てんのよ。ペトレンコよ!でも「この人誰?」ってお客さんが大半だった模様。
5月のプリンス・アイス・ワールドも指定席完売だそうで、金メダル効果は絶大だ。でもプリンスはとにかく、あのショー企画構成をなんとかせにゃね。「寅さん」…は駄目だよ。ほんと。
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トリノ~エピローグ~「シアター・オン・アイス」

2006-03-07 | トリノ五輪
♪ゆ~れいずみぃあ~~っ~ほにゃららら~♪
この曲、ホントに良いね。今年の洋盤カラオケで人気№1になりそう。私の中で「五輪テーマソング」は、完全に平原綾香からこれに移行した…。
静香フィーバーのせいなのか、3月5日(日)有明はスゴイ人でした。あれでは絶対、女子トイレは入れない。無料で貰ったアセロラドリンク、飲んでる場合じゃないよ。

とにかくリンクが狭い!(ノービスの選手が頑張って特別出演してくれましたが、サイズ合ってる…)。楽屋へ入る赤いカーテンがわびしいぞ。PIWより狭くないか。プルさんが滑りにくそうで「ごめん」。フェンスの「アイフル」の文字で現実にひき戻されるのも悲しい。
とかなんとかいって充分楽しめました。夢をありがとう。
今回は花束・プレゼントの投げ込み禁止。各選手の名前がうやうやしく貼ってあるダンボール箱が入口に設置してあるので、私も某選手に入れてきました。やはり静香人気がダントツ。
プロ選手はエンターティメントに徹したプログラム。アマ選手は、トリノの空気をそのまま持ち帰ってきました~、ってな構成でした。やっぱりプロは練り上げた出しモノを持ってくるので見応え充分。フラフープあり。アクロバティックあり。プリンスアイスワールド的な群舞スケーターあり。ラテンなお兄ちゃんが、「あ~ち~ち~」とばかりに、客席に出没して歌う踊る。GAORAのアイスショ-みたい。ナマのボーカルがついてるのはいいね。

欠場した村主さんのかわりに?本田君が登場。プロデビューを飾りましたがちょっとお太りになったような。ペトレンコ御大に「ようこそプロの世界へ!」と励まされ、リンク上で花束贈呈。これでもうホントに終わって…しまうのかな。選手として。とか言いつつ、次の五輪でカムバックして欲しかったりする私。元気なナンバーで、タケシらしいバレエジャンプやらを見せてくれました。
プルさんは「プーチン大統領主催のパーティがあるので、後半は出られない~。ごみんね。」と挨拶して、飛行機に乗っていってしまいました(トト&マリも後半、そういや姿が無かったので一緒に帰ったんだね)。SPの「トスカ」です。私が見たこの3回目公演では、3回転と2アクセルかな?ちょっとサスガにお疲れ感が。でも、トリノよりもずっと楽しんで滑っている感じでした。やはりやはり、プルシェンコはもうプロっぽいよね。魅せ方が。アピールの仕方が。存在感そのものがでかい。世界選手権はとりあえずパスするけど、今後の事は「ほにゃらら」。
ボナリーは、32歳にしてバックフリップもトリプルも!スゴイ人です。脱帽。ぜ~んぜんあの頃と変わりまへん。
36歳、テクニカルコントローラー・ペトレンコは、ステッキと帽子を持って、小粋なナンバー。さすがにもう3回転は無理なのね…。でも楽しませてくれました。私は昔のスリムな貴公子、ビクトールを思い出していました。はあ~。オナカがかなり「おっさん」化しましたが…太い太い。ジョニーもこうなるのかな。
アニシナ&ペーゼラは、アニシナがむちむちっと重量級になっておられますが、相変わらず妖艶で美しいです。日本の渡辺&木戸組も頑張ってはるのだけど、やっぱこうムードの出し方が違う。アチラの方は。大人~なんだよね…。
アクロバットの男二人組、ベセディン&ポリシュークはすっかりお馴染み。受ける受ける。私の後ろの女性客がずっと「ひ~ひ~」と絶叫して笑っておられました。初見参の方は卒倒したかもね。
「瀕死の白鳥」…有名なプリセツカヤのエンディングのポーズで始まり終わるのですが、ほとんどリンク中央から動かない緩慢な動き。その「間(ま)」の取り方、魅せ方が素晴しい。笑わせる「間」なのだ。中国雑技団の「スケート靴はいた版」みたいな演技ですが、テイストはトロカデロ・バレエのあの感じ。ごっつい男がチュチュつけて。大喝采でした。
グレゴリアン嬢という方は初めて見ましたが、フラフープ・スケーターでした。いや、オナカでフープ回しながらジャンプ跳べるって。すごいねー。1本、2本…と増やしていって、最後はぶ厚い束になった重い重いフラフープを「エイヤッ」と回すのでした。脱帽。

美姫ちゃんはちょっと元気がなかったかなー。ジャンプや最後のポーズでかなりフラつく場面が。でもコケティッシュでやはり可愛いです。私は彼女がなぜ人気アイドルなのか解ったような気がしました。「男の人が好きそうな可愛さ・セクシーさ」なんだよね。今後はこの「ちょっぴりセクシー」で試合プログラム作るのもいいかも。お疲れ様でした。また復活してくだされ。
長いのでいったんここまで★
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いかなご、ちょっと待て

2006-03-03 | うぐいすよもやま日記
ここで突然ではありますが、御報告。
昨日3月1日を持って、06年版「いかなご」が解禁となりました!(正しくは「いかなご漁」解禁)
いかなごって何じゃ?そんなアナタ。いけません。今、いかなごが炊けるのがトレンディな女(トレンディって…)。これがいかなごの釘煮だい。
「春を告げるいかなご」京阪神のオンナ達は3月の声を聞くと、醤油を買い味醂を買い酒を買い砂糖を買い、ザルと大鍋をエイヤッと棚奥から引っ張り出し「その日を待つ」…って、ウチの母だけやん。
いかなごは関西では主に、明石漁港から「獲れたてぴちぴち」がスーパーに並びます。1㎏で980円くらい。かなりガサばるし水がしたたるので、大阪で昼間働いた後、デパ地下で購入して帰宅するのはガッツがいります。夕飯を作って片付けて「さあ、くぎ煮を作ろう」…死ぬっちゅうねん。でもウチの母は、営業職を続けながら10何年も「いかなご女」を続行したのです。讃えたいものです(その間、私が何をしていたかというと、ザル洗ったりショーガ刻んでただけ)。
今、母はご隠居の身となり、いかなご解禁の日を余裕で待っておりました。この日の為に「いきいき健康体操」もシルバー上級クラスへ編入し、上腕の筋力アップをはかりました。カモンいかなご。

でもねー。スーパーイ○ミヤのいかなごねー。まだちっちゃいよ。今日は大失敗!魚がちっちゃいと、炊いててダマ(玉)になっちゃうの。べちゃべちゃ。これでは「クギ(釘)」程遠し。あと3~4日たてば魚がおっきくなりそうです。
まだ買っちゃだめ。ちょっと待て!(誰も気にしてない)

注意:漁は日曜日は休みなのでスーパーも入荷してません。売ってても前日の残り物の可能性高し。鮮度が第一なのでこれはやめとこ。土曜ならOK。
購入してその日のうちに炊こう。絶対に冷蔵庫で「ナマいかなご」を置いちゃダメ。
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トリノ雑感(3)

2006-03-01 | トリノ五輪
五輪ウツ続行。
でもどんどん行かねばなりません。男子です。男子。
ゆっくりビデオを見返していても思います。とにかく…とにかく…
男子は忙しすぎる。
男子シングルはぶっちゃけ女子より「have to」が多いのです。「~ねばならない」。まるで「ねばーらんど」。「ねばぎばっ!」と叫びたくなります。どういうことかとゆうと。
「4回転を跳ばねばならない」
「4回転をコンビネーションで跳ばねばならない」
「3回転半も跳ばねばならない」
「3回転半も2度跳ばねばならない」
「その他、5種類の3回転も跳ばねばならない」
「スピンは速くて変化してエッジチェンジせねばならない」
「ステップは2種類、難しいものを踏まねばならない」
「コンビネーションジャンプも3度ぎりぎり跳ばねばならない」
…に加えて「踊ったり」「笑ったり」「怒ったり」「愛を告白したり」「苦悩したり」「色目を流したり(?)」「がっつぽーずしたり」「ジャッジ睨んだり」「足がつってますー!」と叫んだり(誰ですか、それ)…イロイロせなアカンのです。
4分半で(40秒だっけ)こんだけやるって、そりゃ忙しいに決まっとるではないですか!!関西弁で言うトコロの「せわしない」。どちらさまの選手も「過密スケジュール感」がぬぐえません。
旧採点法時代の男子フリーを見てても明らかな感じです。確かにひと昔前のトップは、4回転を2度入れなくては勝てない!という暗黙の了解(?)がありましたが、その分、スピンやMoves in the fieldなんかで「ひと休み」出来る間(ま)があったのです。そしてその部分で、見る側の私も「しみじみ」「ふう~っ」と休憩する事が出来ました。でも今は休むトコないんだもん。疲れるよ。チンクワンタ氏のせいで疲れるんだよ!(どんどん)

…その中で男子は頑張りました。讃えたいです。たとえ転倒してもそれは「ファイト」と受け止めます(アルペンスキーで余りにも転倒者(失格者)が多いのですっかり感化されてます)。
ジェフも頑張った。「サムソンとデリラ」はバレエで古典作品があるのですが、私はバレエ版の振付を見た事が無いのです。だから、D・ウィルソンがどっから振付のヒントを得ているのか。知りたいです。でもとても美しい。
冒頭の素晴しいイーグル(「クック~ッ」ね)もですが、ジェフはイーグル、イナバウアー(はい有名になりました)など、はっきり言って男子では世界一ではないでしょうか。これぞ「美」。スケートってこんなに美しいんだよ!と体現してくれている。「心技体の一致」がかなりの沸点まで来ているような気がする。
この、過密スケジュールなフリーの中で、自分に出来うるギリギリの選択をしながら妥協せず、力を出し切る事に没頭している。決して「俺様を見よ!」ではなく、モクモクと自分の内側に没頭している。
この五輪、ジェフは「必死」だったと思います。
SPもFSも転倒してしまったけど、それが演技の流れを損なう事はなかった。何位でも受け止める覚悟はしていましたが…というか、ジェフに関しては余り順位に汲々とはしていなかった。「何色かはしらないけどメダルは取れる予感」ぐらいでした。それよりも、美しく豊かに滑ってほしかったから。
結果的に表彰台に乗ってしまいました。カートは「うらやまし~」と思っているのかな…。イロイロ批判もされてしまうジェフですが、私はやはりジェフの滑りは、
これぞフィギュアスケート。うん。
正直、「~ねばならない」項目が少なかったら、もっともっとジェフのフリーは輝くと思うのですが。要するに「ジャンプなくてもいいのでは」と思うのですが。
でも、ギリギリのところで闘うジェフも大好きです。ヘタレ君でも好きです。なんかそれが丸ごと「どうしようもなくジェフ」なの(わからん)。
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