アドラーの言葉のつづきです。
困難を克服する勇気を持て
[a] 他人の評価に左右されてはならない。
ありのままの自分をうけとめ、
不完全さを認める勇気を持つことだ。
勇気がある人は他人の評価を気にしません。
誰からもほめられず認められなくても、
自分が相手に貢献できていること、そのものに満足を感じるからです。
[b] 「暗い」のではなく「優しい」のだ。
「のろま」ではなく「ていねい」なのだ。
「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしている」のだ。
ものの見方を変えるだけで短所は長所に生まれ変わります。
本人が何も変らなくてもいい。こちら側の見方を変えれば、それだけでいいのです。
あなたが自分や相手を否定している言葉を逆の面から見てください。
勇気づけは決して難しくはないのです。
[c] 楽観的であれ。過去を悔やむのではなく、
未来を不安視するのでもなく、今、現在の「ここ」だけを見るのだ。
「今現在」できることだけに集中するのです。
何の根拠もなく、準備もせずに能天気に対応する人は、楽観的ではなく楽天的と呼びます。
楽観的とは根拠と準備のある人のことです。
しかも、悲観的に検証し、悲観的に準備をし、その上で肯定的に行動すること。
それを楽観的と呼ぶのです。
他人の課題を背負ってはいけない
[d] 陰口を言われても、嫌われても、あなたが気にすることではない。
「相手があなたをどう感じるか」は相手の課題なのだから。
相手があなたを評価するかどうかは相手の課題です。自分が正しいと思うことを続ければいいのです。
他者からどう思われるかを気にするから苦しくなる。課題を明確に分離すればいいのです。
課題の分離ができるようになった時、それは幸福への人生への第一歩です。
100の言葉は、ほぼ、うなずけるものでした。
もし、自分がこのようなことを書くとしたら、10も考え付かないでしょう。
d の「相手の課題」というのは、常に考えるようにしていたつもりです。
人はそれぞれで、「十人十色」と思っています。
アドラーは、私たちに難しいことを課していないと思う。読んでいるとスッキリして気持ちがいい