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「ラ・ラ・ランド」の新聞記事から抜粋。
「引用の美学」 伝統受け継ぐ
「ラ・ラ・ランド」ほど、往年のシネ・ミュージカルからの引用にあふれた
映画に出会ったことがない。
公園での主役男女ふたりのダンスから、ただちに「バンド・ワゴン」の有名なシーンを
連想するに違いない。
ジャズ・ピアニスト役ライアン・ゴズリングのダンスに、電柱をつかんで、
ぐるりと回る振付がある。「雨に歌えば」のジーン・ケリーにそっくりの動きがある。
「ラ・ラ・ランド」の脚本・監督デイミアン・チャゼルは、撮影前、ケリー夫人に撮影用台本など
資料を見せてもらっているというのだから。
この作品の背後には、チャゼル監督はじめスタッフたちが共有しているひとつの思想がある。
仮にそれを、私は「引用の美学」と呼びたいと思う。
引用が美学に展化するには、いくつかの条件を必要とする。
何より先行作品とそれらを作った先輩たちへの敬愛の念である。
そして、そのオマージュを具体的に作品日するアイディア、技術も備わっていなくてはならない。
でないとアマチュアリズムに終わってしまう。
「ラ・ラ・ランド」のお蔭でさまざまな過去のミュージカル映画が、
再び脚光を浴びることになるだろう。
もとネタの名作を知る世代はもう一度、知らない世代は是非とも一度見たいと思うはずだ。
ちなみに、監督、作曲家ともに1985年生まれと至って若い。
彼らが生まれる前のミュージカル映画に関心を抱き、研究し尽くし、
更に学んだ成果を自作に生かすことで、伝統を受け継ぐという大仕事をやってのけたことになる。
旧世代的ノスタルジアと無縁なのがいい。
そのような真摯で自由なチャゼルの姿勢が、アカデミー賞監督賞受賞にも
つながったのではないか。
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ミュージカルが好きなので、昔のミュージカルもスクリーンで見られると嬉しい。
「午前10時の映画祭」で、ミュージカルがより多く上映されるといいです。
’17年度の上映作品はもう、決まっているので、来年度に期待したい。
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今朝の「あさイチ」のプレミアム・トークのゲストは
神木隆之介だった。親から言われた言葉は「性格のかわいい人間でありなさい」← 素直な人ということ。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」あと、ひとつあった。
昨日だったか政治家が辞任したけれど、「実るほど~」の言葉を知らなかった!?
午後、「スタジオ・パーク~」を見たら、「べっぴんさん」に出演している古川雄輝さんでした。
このドラマで、初めて知った俳優でした。
高校生・健太郎役で初登場して、今は主人公の娘と結婚し20代後半になっている。
このドラマは主役、友人役の人たちが皆20代で、今は40代になった。
皆、落ち着いた話し方や、ヘアースタイルをアップにしたりしているけれど、
ほとんど、若くって、かわいいままです。
健太郎君はお母さん役の女優さんより年上だそうです。10代役がほとんどと言っていた。
日中合作ドラマに出演していたのですね。上海に行った時、相当数のファンが空港に
迎えに来て大変だったとか。中国にファンが多いのです。
すらりとした長身で、親の仕事で8歳から海外で暮らしていたので英語は堪能。
「ミスター慶應」に選ばれた。なんでも備わっている人って、たまに、いますね。
1987年東京都出身。男性ファッション誌のオーディションで審査員特別賞を受賞しデビュー。
主な出演に、映画「脳内ポイズンベリー」、ドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」、
日中合作ドラマ「不可思議的夏天」など。
午前、午後と爽やかな青年を見た~!