「新・午前十時の映画祭」で「ライアンの娘」が6月13日~26日まで上映されるので、
なんとしても見に行こうと決めていました
※ 10時、1回のみの上映で1,000円、学生500円。
『ライアンの娘』(原題: Ryan's Daughter)は、1970年のイギリス映画。
1917年、独立運動の機運が高まるアイルランドの寒村を舞台に、
村に住む人妻ロージーと駐在英軍将校ランドルフとの
不倫を通して描かれる人間ドラマ。
監督は『アラビアのロレンス』などで知られるデヴィッド・リーン。
1970年のアカデミー賞では、助演男優賞、撮影賞を受賞した。
こぼれ話
本作のロケ地になったアイルランドのディングル半島のダンキンには、舞台となる村が作られ、
町の景気回復のきっかけになったという。
映画には、地元の子供たちがエキストラとして参加している。
ダンキンではこの後、1992年公開の『遥かなる大地へ』(トム・クルーズ主演)のロケも行われている。
やはり、見に行って良かった!!!
独身の頃見てイギリス人将校がステキで見とれてしまった。サウンド・トラックの曲は忘れられないし・・・。
今回見ても、やはりステキだった。顔も姿も忘れていたけれど。戦場での心身の傷を抱えている姿が・・・
彼のファーストシーンは荒涼とした道に、たたずんでいる。ロングブーツを履き、将校の制服が似合っている。
タバコを吸うシーンが何回もあったけれど、それもステキ!
(そういえば最近、TVで制服のこと、面白おかしく放送していた。
街でパイロットの制服を着た男性が女性に落し物を手渡した。彼女は彼の姿にうっとり。
その後、同じ男性が普段着姿で同じ場所で彼女とばったり会ったのだけれど、
彼女にはちっともステキに見えなかった)
ただ、ストーリーは、ロージーと将校の恋(不倫)しか覚えていなかった。
ロージーの夫は気づいていたので、ちょっと辛いようなことも覚えていました。
ただ、今回、見て驚いた。アイルランドの海辺の寒村が舞台で、後半、大嵐で海が大荒れ。
こんな荒れた海は見たことがないというシーンが長い。
村人達が大人も子ども嵐の真夜中に集まった。アイルランドとイングランドが対立している。
独立派の男たちの武器の陸揚を手伝うため。
嵐の海の中で流されてしまった武器の箱を集めるために。
この撮影で死者が出なかったのが不思議と思うほどの荒れ狂う海。
大嵐と人々は別々に撮影しているのでしょうか。そんな風には絶対に見えない。
素晴らしい景色や、大嵐などで、撮影賞を受賞しているのは納得。
なんで、忘れていたのかと思うほどの大迫力シーン。40年以上前だからしかたないけれど。
アイルランドとイングランドって今でも、ニュースで聞いたりしているけれど、
この映画を見て、根が深いと思った。
デビッド・リーン監督の映画はとっても好きで、去年は同じ映画祭で「アラビアのロレンス」を見た。
私には甲乙付けがたいけれど、アラビアの砂漠のシーンの方が勝っているかもしれない・・・
アイルランドの半島も断崖絶壁ですごい~。
スクリーンで見られて嬉しかった~。
映画は3時間半くらいの長さなので、途中、休憩があり、トイレに行った。
そこで待っている時、前の人に休憩時間って何分ですかと聞いたら、
その人はラブシーンがちょっと長くて、なんだか落ちつかなかったって。
じっと見ているのができなくって、水を飲んだらむせたそう。
私が昔見たと言ったら、最後はどうなるのと聞かれたけれど、忘れていたし~。
大好きな映画を見た後は、いつもだけれど、他の映画を見たくないような気持ちになってします。
もう、これ以上の映画はない、という風に。
※ アガサさん、「旅情」も、デビッド・リーン監督でした! 検索して知りました。
PS. ブログを書いていて良かったって思う。好きな映画のことを語ることができる~。
見ていない友人たちに話しても、感動はなかなか伝わらないだろうと、話すこともないので
ブログに書けることは幸せ~!