コリアンカルチャーサロン(韓国歴史文化講座)に参加しました。
昨秋、ユネスコは
「朝鮮通信使」「上野三碑」が世界記憶遺産に登録された。
群馬県高崎市の古代石碑群「上野三碑(こうずけさんぴ)」も登録が決まった。
「朝鮮通信使と日韓交流の未来」
仲尾 宏 京都造形芸術大学 客員教授
朝鮮通信使は朝鮮国王が徳川将軍家に派遣した使節団。
対馬(長崎県)や江戸を経て、徳川家康が祭られる日光東照宮(栃木県)まで、
一行が通った地域に外交文書や行列の様子を記した絵などが残っており、
日韓の関係自治体や民間団体が共同で計333点の登録を申請していた。
レジメの一部です。
※ 朝鮮通信使の果たした役割:
近世の200年にわたる両国と東アジアの平和と安定。
※ 日朝交流をつらぬいた理念は「対等な交隣関係」
「通信」とは何か? 「信義」を通わすこと。
※ 通信使外交のもたらした成果
双方の社会や行政制度、民情の観察
儒教文化のまなび ~ 双方が漢字文化圏に属していたことが理解に役立つ。
詩文の応酬、書画の揮毫(きごう)、医学のまなび。
特産物の伝播。
まとめ
対馬藩の「朝鮮方佐役」雨森芳洲(1668~1755)の理想と提言
「争わず、偽らず、真実を以て交わり候を誠信の交わりと申し候」
歴史の反省 ~ 秀吉の戦争は「暴悪」
世の中は相持ち。互いに助け合いの関係 → 多文化共生。
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1980年代以降、教科書に載るようになった。
1965年の広辞苑には、朝鮮通信使 は載っていなかったそうです。
江戸時代、200年に渡って、交流があったのですね。
次回は「朝鮮半島の平和定着と日韓関係」です。
次回も参加しようと思います。