このところ、夕方近くなると、ポツリ、ポツリと
小雨が落ちてきますが、ザーッと降ることが
ありません。そのせいか、かえって蒸し暑く
感じます。でも蒸し暑くとも夕方のほうが幾分か
暑さは和らぎます。
2日ほど前。夕方5時頃、外歩きに出てみました。
まだ明るさが残っています。今回はリハビリに
専念するつもりで、いつもは歩かない、およそ
花など期待できない道を歩いて行きました。
すると、道の片側のフェンスに、やや大きな葉っぱを
つけたツルが絡みついています。
なにやら白いものが見えます。ユウガオ?
一旦、通り過ぎたものの、ちょっと気になってバック。
よくみると白いツボミがいくつかあり、レースが
丸まって膨らみかけたようなものがありました。
ここ数年、見ることがなかったカラスウリの花です。
これまで、ぶらぶら歩きには出会いの面白さがある、
なんてわかったようなことを書いてきましたが、
夕方遅くの散歩、いつもと違う道、花壇でなくてフェンス、
まったくの偶然の「出会い」です。
こんなことってあるんですね。
ところで、カラスウリの花ですが、夕方から夜にかけて
咲くことは知ってましたが、どれくらいの時間で咲くのか、
全くわかりません。そこでツボミを見つけてから、
1時間おきに、二度ほど写真を撮りに行きました。
2時間ほどの間に、次第に暗くなっていく小道を行ったり
来たりです。
傍から見れば、あの人何をやってるんだろと、首を
傾げられたにちがいありません。
最初がツボミ、それが膨らんで、そしてレースを開いて、
星形の花になっていきます。順をおってアップします。
まずツボミ。
ツボミは、7・8センチくらいの長さがあったような
気がします。ここからレース状に花が開いていくとは
とても想像できません。
先端の膨らみ。
先端が膨らんで、絡んだ糸が丸まっているように見えます。
開き出したレース。
よくまあ、絡まったり、もつれたりすることなく
広がっていくもんですね。
星型レースの花。
暗がりの中にひっそとりとレースを広げています。
花の大きさは、10数cmといったところです。
神秘的ですが、控えめに静かに咲いています。
まるで、人目を避けて咲いているようです。
気づく人も少ないのかもしれません。
横から見て見ると、上のような具合です。
味もそっけもなくなりました。失礼しました。
猛暑日が続くことがなければ、今年もカラスウリの花を
見ることはなかったかもしれません。
自然の中の「出会い」、不可思議なものです。
カラスウリは近所の川の近くで見られます。モジャモジャとクモの巣に見えます。
カラスウリの花は、不思議な花ですね。
あの細い糸のようなものは花なのかどうか。
それにしても、なぜ夜に咲くのか、よく
わからないですね。
目立つために白色をしているそうです。
ここのは雄花ばかりですね。
数年経つと今度は雌花ばかりになってしまうみたいです。
不思議な花です。
カラスウリが夜に咲く理由は、蛾のような
昆虫に受粉を手伝ってもらうためなんですか。
つまり、夜、たとえば花の蜜を吸うとか、
そうした活動をする昆虫がいるということ
ですね。面白いですね。
それから、雄花と雌花があるんですか。
良く調べてみたいと思います。
貴重な情報をありがとうございました。
フェンスに絡まって咲くカラスウリ、きれいです^^*
わたしも蕾を見ては、
このなかにあのレースがたたまれているなんて!
絡まらずにきれいに開くなんて!
と思います。
自然って本当に神秘的ですよね。
カラスウリは「妖しげ・夢幻」がぴったりな花
ですね。平安時代の昔の文献に「加良須宇利」と
あるそうですから、当時から「妖しげ」な花だったかもしれませんね。
実は、今回偶然みつけた後、三日ほど通って観察
しました。雌花を見たかったのです。全部雄花の
ようでした。一体どうやって実をつくっているので
しょうか。花は明け方に明るくなると、開花の時と
逆に、糸のような花弁を上手に丸め込むように萎む
のだそうです。そんな「術」も身につけているん
ですね。本当に不思議な「お方」です。