世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

思うこと そのもの

2005年03月19日 22時00分35秒 | Weblog
6日連続出勤最終日。
今週は長く、そして密度が高かった。

最近、良いなと思った文。


「あるひとの存在を
こころに とどめる
愛するということは
その思いを 行為に変えることでは なく
思うこと そのもの」


柳美里の私小説を映画化した「命」より。
非情な男性との不倫の末に、身篭り出産する著者,
末期癌に冒された元恋人の東由多加。
死にいく命、生まれ育つ命…
二つの対極的な命が、著者の中で交差した数ヶ月。


人を思うこと、それが「愛するということ」。
手を繋がなくても、遠く離れ離れでも、お喋りできなくても
…心の中で思っていれば「愛するということ」。

基本的なことなのだろうけれど、忘れがち。
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今の自分にしか抱えられないモノ

2005年03月19日 00時55分44秒 | Weblog
昨日、ブログを更新した後、
遠隔地の店舗にいる同期と電話で話をした。

研修や同期会であまり一緒に話さなかった子なのだが、
最近、メールのアドレスを交換し、連絡を取り合っている。

昨年、尾道一人旅の途中、その店舗にふらりと寄った私を
彼女は優しく迎えてくれた。

昨日は、入社5年目にして初めて長く彼女と会話をした。
夜の12時という時間に帰宅して、疲れているだろうに
私の悩みを真摯に聞いてくれ、明るく励ましてくれた。
慣れない遠い街で、きっと彼女の方が大変なのに…
そう思うと、自分が情けなくて涙が出た。

彼女から次のメッセージをいただいた。

「その悩みや苦しみも、今の自分にしか抱えられないモノなんだよ。」


今の自分が置かれている立場や悩みも全部、
私のためのオリジナル宿題。

そう思うと、自分の悩みに愛おしさを感じた。

「もう嫌!!きぃぃ~!!」
と、キレて宿題を放棄してしまうのも自分。
与えられた宿題に真正面から取り組むのも自分。
今、私の心の鞄にぎっしり詰まった宿題は奇問難問だらけ。
しかし
幸い、ヒントをくださる先生たちが周囲にたくさんいらっしゃる。
家族、上司、友達、同期、先輩…。
そのような周囲の方々の言葉や生き方・考え方を習得し、
「私のための宿題」をこなしていきたいと思う。

今の自分が抱えられないモノが、何年後かに宝物になると信じて…。
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