風邪、継続。
鼻水の流れが、「龍頭の滝」から「華厳の滝」レベルに悪化(栃木県以外の人には分かりづらい説明かもしれない)。
早く、西ノ湖のような穏やかな日々を送りたい(西ノ湖…奥日光にある湖。この世のものとは思えないほど美しい穴場スポット)。
微熱も復活。
「私は作家という職業柄、感受性の体温が高いの」
結婚するとき、そう言ってサラリーマンであるフィアンセに「作家の夫」になることの覚悟を促したのは、林真理子先生だ。
かっこいい!
かっこいいではないか!
「私は風邪を引いているので、いつもより体温が高いの」
と、私が誰かに報告しても、きっと感動は得られないであろう…。
そんなことを考え、朦朧としながら定時を迎えた。
今日で寿退社をする他部署の女子が挨拶に来た。
私と同じ、店舗から本社への異動組。
いつもハキハキしていて、とっても可愛い子だった。
気付けば、私はあのフロアでの独身女子年齢の銀賞保持者になっているではないか。
林真理子先生のように、あの格好良いシチュエーションには一生巡り会わないんだろうなあ。
まあ、いいや。
別の機会で「格好良い私」を演じよう。
ふふふ。
そんな自分をいとおしく思いながら、病院に向かう。
この風邪をどうにかせねば!!
先週通院した時と同じ医者に診てもらう。
心音を聞いてもらう際に、彼は何度も首を傾げるではないか。
やっぱ、肺がおかしいのかな?
いや、今、殿方に胸を診察されている自分に、ときめいているのかしら!?
あら、いやだわ。私。陽性転移?
そんなこと考えだしたら、余計ドキドキしてきたじゃない。
もちつけ、自分!
「…まあ、大丈夫でしょう」
と言いながらカルテに何かを記載する医者。
カルテには2年前に撮った胃カメラの写真が貼付してあった。懐かしい!
ちょっとした「思い出のアルバム」じゃね?
医者:「鼻水止めたいんですよね?」
亮子:「はい…(じゅる←鼻水の音)」
医者:「じゃあ、薬出しておきますね。眠くなるかもしれないけど。明日、遅刻とか気を付けてください」
…え?
遅刻?
どんだけ眠いの?
亮子:「あのう、私、マイスリー(睡眠導入剤)飲んでるんですけど」
医者:「あ、マイスリーは抜いておいた方が無難でしょう」
亮子:「…どんだけ眠くなるんでしょうか」
医者:「人それぞれです」
来たー!
断定できないとき、自信のないときの決め台詞「人それぞれ」!
便利だよね、その言葉。
そんなこんなで、今宵からマイスリーを抜くことに。
以下の薬を処方された。
PL顆粒
メジコン
ムコセラム
クラリシッド
アレジオン
今夜は早く寝ようっと…。