世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

映画「ミッドナイトスワン」

2020年10月10日 23時30分31秒 | Weblog
池袋TOHOシネマズで映画「ミッドナイトスワン」を見てきた。




予告で見たとき、「ザ・ノンフィクション」っぽさがあって気になっていた。
あの番組よりももっとリアリティがあった、というのが見た感想。

【あらすじ】
新宿のニューハーフショークラブのステージに立っては金を稼ぐトランスジェンダーの凪沙(草なぎ剛)は、養育費を当て込んで育児放棄された少女・一果を預かる。セクシャルマイノリティーとして生きてきた凪沙は、社会の片隅に追いやられる毎日を送ってきた一果と接するうちに、今まで抱いたことのない感情が生まれていることに気付く。





終盤、少し想像力を働かせないといけないシーンがあったけれども、とても良い作品だった。
預かった親戚の中学生・一果を育てる凪沙(草剪剛)がナチュラルな感じで次第に母親に見えてきて圧倒された。ヒールの高いブーツにトレンチコートで颯爽と歩くシーンが好き!
ショーパブ仲間との遣り取りもほのぼのとしていていい。


バレエのシーンは本当に美しくて静かな熱量を感じた。
新宿の夜景を上空から撮影したシーンもまるで宝石箱のようで見入ってしまう。


あと、一果の友人りんちゃんに涙が止まらない。バレエができなくなり絶望を抱えながら他人の結婚式会場で踊るりんちゃん。りんちゃんだけでも映画一本作れそう。

嗚呼、期待以上だった。



映画『ミッドナイトスワン』925秒(15分25秒)予告映像