中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

倉敷

2007-04-28 09:08:43 | 身辺雑記
  卒業生のH君が運転する車で、彼の奥さんと同級生のH君の3人と一緒に倉敷を訪れた。

  岡山県倉敷市は岡山市の西に位置する人口約47万人の、岡山市に次ぐ県下第2位の都市で、中国地方でも広島市、岡山市に次いで第3位にある。しかし都市の喧騒は感じられない、落ち着いた雰囲気の市に思われた。

  「倉敷観光Website 」には次のように書かれている・

  「今をさかのぼること約350年前の江戸時代、倉敷は江戸幕府の直轄地『天領』でした。倉敷川畔は米や綿花などの物資の集散地として栄え、商人たちが白壁の土蔵や屋敷を構えました。倉敷美観地区は『伝統的建造物群保存地区』としてその当時の面影を色濃く残し、今に伝えます。
  明治になると紡績業で再興が図られ、代官所跡に倉敷紡績所が建設されました。創業当時の原綿倉庫を利用した倉紡記念館は当時の産業の歩みを現代に伝えています。」

 倉敷紡績所は、地元の大地主であった大原家の出資で設立され、倉敷紡績(クラボウ)として発展した。


 倉敷美観地区を流れる倉敷川河畔の風景。白壁の家屋が印象的である。江戸時代の頃の風景はこのようなものだったのか。柳の新緑が美しい。












 大原美術館。倉敷の実業家大原孫三郎が昭和5年に設立した、日本最初の西洋美術中心の私立美術館。


 
 赤煉瓦造りの紡績工場を改装した「倉敷アイビー・スクェア」。ホテル、レストラン、文化施設などがある。




 蔦の緑が美しい。




 帰る途中で買った岡山の菓子。手前が黍団子。以前は経木の菓子折に入れてあったが、今は紙箱だから、あの経木の良い香りがしないのが物足りない。後はむらすずめ。黒い気泡の跡を稲田に群れる雀に見立てたものか。