少々暑い日でしたが、雲も出ていて木陰を選んで湖畔を歩きました。この時期の湖畔を歩くと年々広がっている植物が目に付きます。まずは「ホソバウンラン」です。ゴマノハグサ科ウンラン属の多年草で明治から大正期に入って来た帰化植物です。湖畔のかなりの範囲で群生していました。
もう一つかなりの群生が見られたのは「イヌゴマ」です。シソ科イヌゴマ属の多年草でこれは帰化植物ではありません。「イヌゴマ(犬胡麻)」の名前は食用の胡麻に似ているけれど食用にならず役に立たないからということですが、何とも犬に失礼な名前です…
「モンシロチョウ」が吸蜜していました。
昔はたくさんあったのでしょうが今は貴重になってきている「ネジバナ」…草むらの中で見つけました。いつもこの花の造形には注目です。
「ヤブカンゾウ」も少なくなっている気がします。「ヤブカンゾウ」は八重咲の花で「ノカンゾウ」は一重咲きです。
小さな川が流れ込む河口には「ドクゼリ」の花が咲いていました。
これは下諏訪港の桟橋…なかなかいい眺めです。新しくなった漕艇場の近くには足湯もあります。
ここから少し先まで行くと富士山の眺望スポットがあるのですが、この日はあいにく雲がかかっていて見えませんでした。ここにある看板は以前も取り上げましたが、湖を川と表示していて面白いです。(水の流れのある場所は定義の上では「川」とされていて、この諏訪湖も流れ込む水(川)があって流れ出る水(川)があるので定義上「川」だそうです)この看板の向こうの白い花の群落は帰化植物の「ヒメジョオン」です。
ここで下諏訪町の湖畔の花壇に咲いていた花たちです。見事に大きく咲いていたのは「メキシカンブッシュセージ」でしょうか。
「ガウラ(ハクチョウソウ)」や「ベルガモット」、「ポピー」、「エキナセア」、「フェンネル」等々…たくさん咲いていました。毎年きれいにたくさんの花を咲かせてくださっていて素敵な花壇になっています。
別の花壇では「チェリーセージ」がたくさん咲き、「アップルミント」が野生化して花が咲いていました。「アベリア」の生け垣もありました。
最後に「ネムノキ」の花です。湖畔の公園に大きな木があってちょうど見頃でした。
夏のような陽ざしでしたが、時折吹く涼風に癒され、湖畔に咲く花たちに癒されて歩きました。この日の歩数は11095歩でした…