毎年恒例の「牛伏川自然観察会」に参加しました。いつもの東山山麓線からの北アルプスは雲におおわれていましたが、夏蕎麦の花がきれいに咲き、水田は青々としていい眺めでした。途中の沿道にはポピーの花が咲いていました。
牛伏川の流域は緑に覆われ、夏の花が咲き出していました。この日の注目は「クモキリソウ」です。これはラン科の植物で目立たない花色ですが、よく見ると虫(蜘蛛)を連想するような形をしています。
「ウメガサソウ」も咲いていて注目でした。これはツツジ科のとっても小さな木です。可愛らしい花が咲きます。
「シオデ」の可愛らしい花を見つけました。「ベニバナイチヤクソウ」はもう花が末でした。
小さな花たちでは「ワスレナグサ」と「クリンユキフデ」、それに「ハエドクソウ」です。
「ヤマホタルブクロ」が咲き出していました。「キツリフネ」と「オカトラノウ」も咲き出したところでした。
「イタチササゲ」はマメ科…イタチの毛色のような花が咲きます。「コウリンカ」も咲いていました。
黄色の花では保護した場所でたくさん咲いていた「キリンソウ」です。
まだまだこの時期でも「キバナヤマオダマキ」がたくさん咲いていました。
次は木の花と実です。「バライチゴ」は花が咲いて実が赤くなっているものもありました。「クマイチゴ」は花が終わって赤い実がついていました。「クワ」の実も熟していました。
「サルナシ」の花が咲いて実がついているものもありました。
「ミツバウツギ」も「ダンコウバイ」も実をつけていました。「ヤマボウシ」も花の真ん中に実がつき、「ミズキ」もたくさんの実をつけていました。
木の花では「シモツケ」と「コムラサキ」が咲いていました。
「ヤマアジサイ」はちょうど見頃で色とりどりにきれいでした。「タマアジサイ」はまだ蕾でした。
ここで出会ったチョウは「ルリシジミ」と「セセリチョウ」の仲間→「コチャバネセセリ」と教えていただきました。それに「ツバメシジミ」でしょうか…→「ツバメシジミ」だと教えていただきました。
「モンキチョウ」→「スジボソヤマキチョウ」と教えていただきました。それに「イトトンボ」、きれいな「カミキリムシ」の仲間もいました。
最後にいつもの牛伏川の流れです。連岳橋からとフランス式階段工とその上流風景です。青葉繁れる夏の流域でした…
たくさんの動植物に出会えた観察会でした。長時間歩きましたが、立ち止まって見ている時間も多く、この日の歩数は3846歩でした…