「かつぬま朝市」の後、おひな様を見に宮光園と甘草屋敷に行き、釈迦堂遺跡博物館へも行ってきました。
この時期ならではのおひな様たちに出会える場所、まずは「宮光園」です。
ここではワイン産業の先駆者、宮崎光太郎が興した宮崎葡萄酒醸造所の歴史がみられます。
入口の風情も素敵です。
この時期(旧暦のお節句)はおひな様の展示がされています。
りっぱな御殿飾り雛も飾られていました。
さすがブドウ産地のつるし飾り…たくさんのブドウたちです。
映像で宮光園の歴史と当時の様子を見て解説をお聞きしましたが、たくさんの映像が残されていて驚きでした!映像や写真で当時の様子がよく分かって興味深かったです。
2階にはこの醸造所の歴史が展示されていました。2階の窓…レトロなこの窓枠に注目でした。
離れの方から見た建物です。離れには宮崎家のおひな様が飾られていました。
展示ケースには歴代のボトルが並んでいます。一つ一つのボトルのかたちやラベルに注目でした。
外の蔵には大きな樽が展示されていました。
こちらは「ワイン資料館」 明治37年築の現存する日本最古の木造ワイン醸造所です。
ワイン醸造の資料が展示されています。注目は歴史ある看板やポスターです。
破砕機や圧搾機、それにワイン樽などたくさんの展示物がありました。
次に向かったのは重要文化財旧高野家住宅「甘草屋敷」です。
19世紀初頭の建築とされる母屋は茅葺切妻造です。
ここでも座敷一面のひな飾りと吊るし雛が迎えてくれました。
これは見たかった「享保雛」です。歴史を感じる趣きのあるお顔、姿です。
たくさんのひな飾りの並ぶさまは圧巻です。
押絵雛もありました!これは信州からやってきたのでしょうか。
御殿飾り雛もたくさん展示されていました。
現代風なお雛様も…この両脇の灯りにも注目でした。
2階への階段にもお雛様が…この時期は2階が見学できずちょっと残念…
それに秋には干し柿が見事に吊るされるそう…それも見てみたい景色です。
立派な梁や柱がこの家を支えていました。
外で注目はこの桜とつるべ井戸と厩…
樋口一葉の両親は塩山の出身!ここには資料室が、慈雲寺には碑がありました。
ここでお花見スポットを教えていただき、慈雲寺へ…そこから勝沼インターへ…中央道で帰路につく途中(勝沼インターからすぐ!)の釈迦堂パーキングエリアに車を停めて「釈迦堂遺跡博物館」へ行きました。
中央道建設の際発見された遺跡群…大規模な発掘調査では住居跡や土器。土偶などが沢山発見されたようです。何と縄文期の土偶だけでも1116体もあるそうです!
その注目の土偶たち!尖石縄文考古館の縄文のビーナスに良く似たお顔です!
たくさんの土偶たちが展示されていました。
縄文のたくさんの顔の表情がとても豊か!…現代の顔の子どもたちの表情も良かったです。。
土器もたくさん展示されていました。この水煙文土器はみごとな模様です。
博物館の窓から眺めた桜と遠景…霞がかった景色でした。ちょうどいらした学芸員さんに景色を見るなら朝のうちにと言われました…今が一番博物館が賑わう時だそうで忙しそうでしたが、桃の展望スポットも教えていただき、縄文時代の土偶の話や信州とのつながりについての話もできて嬉しかったです。
ここでは「彩りの灯り展」をしていて、真鍮と和紙で形作られた灯りの数々を見ることができました。
優しい灯りの形に癒される空間でした。
強行軍ではありましたが朝市とお花見、それにおひな様と博物館を堪能できて充実の一日でした!