Aさんは海の生き物を描かれました。
「遊泳」 日本画 P10
青く澄んだ海のなか。妖しげな色に輝きながらミズクラゲがゆうらり漂って
います。弾力のある厚い傘は内臓が見えるほど透明ですが、その様子は
幅広い白色でこだわりを持って表現されておりその美しさに惹きこまれます。
近づいてみました。
粗い粒子の岩絵の具をじっくり重ねて創りあげた海は艶のある深い色と
なってクラゲを幻想的に浮かび上がらせています。胡粉で描きこまれた
強弱硬軟、流麗な線も大きな魅力。その浮遊感に心癒される作品です。
様々なモチーフに取り組む研究熱心なAさん。次の作品も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
ソメイヨシノはだいぶ散ってしまいましたが
ヤエザクラが咲きだしましたね♪
ピンク色の花が多いなか目立っていた黄緑色の花が2種。
こちらは「ウコン」
花の色は白っぽい黄色と黄緑色の間。葉も明るい褐色です。
こちらは「ギョイコウ」
花弁に緑色の線が入り葉の色は褐色と緑色の間。
ウコン、ギョイコウとも満開時にば花の中心に紅色の線が出て
楽しみが長く続きます。
こちらはよく見る濃いめのピンク色のヤエザクラですが名前ははっきりせず。
調べてみて桜の品種の多さに驚きました。
ミツバツツジにもうシャクナゲ!
目の覚めるような鮮やかピンクのハナモモ。
見つめていると力が湧いてくるようです。
公園の林床にひっそりと咲いていたこの花。
イカリソウの仲間かな?と思って調べると「イカリソウ・ルブナム」という
園芸種でした。
園芸種といえば
この黄色いカタクリ、「キバナカタクリ」は北米からやってきたそう。
なんだか日本のカタクリよりも大らかな姿。
「この森に元来生えていない、外来種の木は除伐します」
という内容の看板をあちこちの公園で見かけるようになりました。
その文章を見るたび”元来”とは何時代までさかのぼるのかな?
可能なのかな?などと考えつつ管理する方の苦労を思います。