Yさんは鎌倉のお寺で取材されました。
「鎌倉東慶寺石仏」 水彩画 F4
朱に橙に黄色。暖かい色に染まった落葉に囲まれて仏さまのお顔が
ほころんでいるかのようです。秋の日差しと彩りを自由な発想で力強く
鮮やかに描き出された、構成も楽しい華やぎと安らぎのある作品です。
近づいてみました。
濃色の水彩絵の具でしっかり塗り込んだのち、木漏れ日部分は洗い、
石仏は色鉛筆で加筆しました。伸びやかな色遣いに勢いのある線。
熱のこもった生き生きとした表現が作品にいのちを吹き込んでいます。
多様なテーマに精力的に挑戦されているYさん。次の作品も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”のなかの
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
近所の公園のソメイヨシノはすっかり葉が出て青々していましたが
ヤエザクラが満開となっていました。
白っぽいピンクの花。
そういう仕立てなのか性質なのか、枝が横には張っておらず
縦長の樹形でした。
いつの間に!
ヤエヤマブキが花盛りでした。
少し前まではこの一重タイプのヤマブキが咲いていたのに。
一重咲きの後に八重咲きが開くのはサクラと似ていますね。
そういえばヤマブキもサクラもバラ科ですね。
一週間ほど前、クヌギ林のなかで見た山吹色の花は
ヤマブキソウです。
ヤマブキと少し似ているように見えますが、こちらはケシ科。
ヤマブキソウの花は大きくて迫力があります。
さらに黄色い生き物も並べてみると
鳥についばまれたのか傷ついていたキタキチョウ
そしてカジイチゴの葉の上にいた、地味なのに2度見してしまった蛾。
山吹色と茶色の線がくっきり入っています。
翅の横幅は40mmくらい、なかなか目立っていました。
例のごとく名前を検索しましたが、まず蛾の何科から調べればよいのかさえ
わからないので断念。こう種類が多いと、蛾の図鑑を仕入れたくなります。
森に黄色と緑色が増えてきて・・もう晩春なのですね。