Hさんは動物をテーマに描かれました。
「ツガルさん」 日本画 F6
ご長寿で有名だったツガルさんを囲むように、Hさんの心のアンテナが反応
した世界の動物たちを配置しました。優しく輝く彼らの目が静かに語りかけて
くるようです。平和を願う心情が感じられるあたたかで細やかな作品です。
近づいてみました。
植物の繊維を漉き込んだ和紙が動物たちを結びつけ調和させています。
遊び心と確かな描写力で表された動物たちは美しくゆったりとしていて
存在感のバランスが絶妙。皆が会話しているような楽しさがあります。
多種多様なテーマに取り組まれているHさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのHさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
4月二回目の教室日は曇り。小雨が降ったと思ったら薄日が差すといった
不安定なお天気で、早春らしく少し寒い一日でした。
あたりはとても静かで小鳥たちの歌声が聞こえてくるばかり♪
集中してじっくり課題と向き合い、着実に作業を進めていきます。
午後にHさんがパステル画を完成させました。のちほどご紹介して
まいりますのでお楽しみに♪
三日ぶりの森はどんな様子かな?
鮮やかで濃い緑色が増えました!
芽吹きの森は優しい味わい♪
風が冷たくて強く、チョウはやっぱり無理かな?
見回すとブ~ン!
ビロードツリアブは元気に飛びまわっていました。
満開のニワトコの花にはキリギリスの仲間の赤ちゃん
柔らかそうな葉っぱが丸められていたので近づくと黒いオトシブミが2匹。
早くもゆりかごを作っていました。
体長5mmほど、ヒメクロオトシブミでしょうか。
こんな小さな体で葉の付け根に切り込みを入れ、葉脈に傷をつけて
産卵して葉を巻いていくなんて驚きです。
木の花もだいぶ咲いてきて森に甘酸っぱい香りが漂っていました。
春はゆっくり進んでほしい。見たいもの確かめたいものがたくさんあります。