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教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

6月のムラサキシキブは穴だらけ

2016年06月10日 | 生き物

ムラサキシキブの花が開き始めました。


こんな濃い色の花


淡い色の花
木によってなのか場所によってなのか花色の濃淡に幅がありました。


11月には黄色く変化した葉に紫色の実が見られます。

そんな秋の彩りもよいのですが、この時期ムラサキシキブの葉の上で
出会いを楽しみにしている生き物がいます。


5月はじめ頃からよく見られるこの甲虫イチモンジカメノコハムシ♪
とても綺麗なのです。

近くで見ると


甲羅の周りが半透明!味覚糖の美味しい飴、「純露」を思わせます。
イチモンジカメノコハムシのカップルは5月中旬頃に一番多く見られます。
体長は10mm弱です。

幼虫がまた面白く不気味なのです。
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クリーム色の体を黒い笠のようなもので守っています。
この笠は自身の脱皮殻や排泄物でできているそう。
レンズを向けるとちゃんと見ていて笠を器用に動かします。


横から見た様子

いやっ、可愛くない!という声が聞こえてきそうですが
一生懸命この黒いもので体を隠しているところはいじらしくもあります。


「みにくいアヒルの子」にも似て?羽化後、成虫になれば美しいこの姿。
見るほどに面白いです。

蛹の姿、羽化なども見てみたい。これからの楽しみです。



コメント (2)
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