癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

難しい蔵書の処分

2006年12月20日 | 日常生活・つぶやき
 他の人は蔵書の処分をどのようにしているのだろう?家財道具や日常用品などの不要な物は意外と簡単に処分できるが、蔵書の処分となると、なかなか思い切りがいるものである。

 我が家の場合、3階の階段の踊り場と納戸に天井から幅1間の造り付けの書棚が2カ所、2階の居間と書斎にも半間幅以上の書棚がある。どこも満杯状態で、新しく手に入れた本の置き場に困るようになってきた。これでも、退職の春には専門書や月刊誌などの類は欲しい人にはくれてやって、残った物は全部処分しているのである。

 二人の子供がこの家に住む可能性はゼロの我が家の場合、いつかは、自分で処分しなければならないのである。年末の大掃除のときに、あまり利用しない3階の書棚の埃の掃除を兼ねて、少しずつ捨てるように心がけてきた。しかし、思い切ってド~ンと捨てることができない。

 今回は、1冊1冊埃を拭いて書棚に並べ直してくれる妻の負担を軽くするためにも、古い本で、二度と読まないような本を思い切って処分することにした。しかし、これがなかなか難しい。全集ものはつい残してしまいがちであるし、興味の強いものや思い入れのあるものはつい残してしまう。

 比較的きれいな本は近くのブックオフへ持ち込むことにし、それ以外は捨てるために紐で束ねたが、結局は、わずか200冊くらいで蔵書全体の1/10ほどしか処分できなかった。それでも、書架に半間幅で4段ほどの空間ができた。今度は、そこに2階の書棚から移す本を選ばなくてはならない。そして、来年末には、また残った中から処分する本を選ぶ・・・・そんなジレンマの繰り返しである。