癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

平和祈念

2006年12月26日 | 登山・旅行
今日は、午前中は首里城やおきなわワールド(文化王国村・玉泉洞)を巡ったが、午後からは今回の豆記者取材旅行のメインである平和学習であった。

沖縄戦の最激戦地であり、戦跡のもっとも集中している沖縄南部の摩文仁の丘とその周辺にある平和祈念関係の施設や戦跡を巡った。平和祈念資料館、平和の礎、平和祈念堂、健児の塔、北霊の碑(画像)、ひめゆりの塔・資料館、旧海軍司令壕などである。

我が国唯一地上戦があったところで、軍人よりも一般住民の戦死者がはるかに上回り、合わせて約30万人。そのすざましさはもちろんであるが、中でも、追い詰められての集団自決や、軍人訓練も受けていない10代の中等学校・高等女学校の生徒までも動員されてその多くが犠牲になったこと、逃げ込んでいたガマと呼ばれる自然壕の中での殺戮などには胸が痛む。また、30万人の戦死者の中で北海道の軍人が1万人以上もいたことに驚き、その慰霊碑である北霊の碑には花を供えて合掌をしてきた。

沖縄は昨年の個人旅行に次いで2回目であるし、知識としては知っていた。しかし、子供たちにそのことを感じとって欲しかったこともあり、現地での生の記録や声に接してみて、改めて戦争の悲惨さやむごたらしさと平和の大切さを実感として再認識させられた1日であった。

昨日の県庁表敬訪問がテレビニュースに流れたり、新聞に掲載され、午前中を含め、ほぼすべての施設の見学はVIP待遇で無料の上、館長自らの案内もあった。さすが、30年の歴史の積み上げがある事業である。