癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

佐武流山(2192m)<二>

2010年06月09日 | 登山・旅行
今日は、今までで一番暑かった。ずっと半袖のTシャツで通した。頂上でも半袖は初めて・・・。

今日の佐武流山は、長野県と新潟県の県境をなす山で、苗場山と白砂山の間に位置する。かつては、白砂山からの縦走コースしかなかったが、2000年にて秋山郷からのコースが開かれて日帰りが可能となった。しかし、コースタイムが10時間以上と、今回の山旅でもっともロングコースの山であったが、8時間で往復できた。

国道405号線終点手前のドロノキ平近道登山口からの作業道と長い林道歩きを経て水無尾根をピストンした。

1時間半近く歩いた作業道と林道から檜俣川へ標高差100m下って、渡渉地点となる。スパイク長靴が功を奏し、なんとか石を伝って越えることができた。

ここからが本格的な登山となる。急登やアップダウンが続き、なかなかタフなコースだ。特に物思平までの急登は、下りもきつかった。そこからワルサ峰までは、最盛期のハクサンシャクナゲロード状態。その中にムラサキヤシオツヅジも仲間入り。檜俣川を挟んで聳える月夜立岩が異様な感じだ。

苗場山分岐から上の広い尾根は登山道が判らないほどの雪渓歩きだったが、尾根を辿って行ったら、雪のない痩せ尾根となって頂上へ。

頂上からは、樹林で、北の苗場山と東の谷川連峰の方向しか見えず。

5:20スタート、登り4時間35分、下り3時間30分。14:00ゴール。

下山後、近い和山温泉の一番下の仁成館へ。寛政年間開湯だが、今は廃業しているらしいが、知人や自分のように知らないで来た人にだけは対応しているらしい。上がった後、コーヒーとどら焼をご馳走になった。今は夫婦とワンちゃんと全国あちこちの車旅が趣味とのことで話が弾んだ。

明日の鳥甲山の荒々しい崖を眺めながら入浴中していたら、急に黒い雲が広がり、30分以上も雷が鳴り夕立が続いた。下山後で良かった。その後、連泊となる道の駅「信越さかえ」に戻った。


〈追加画像〉
1、水無尾根から月夜立岩と鳥甲山を望む
2、水無尾根から荒々しいワルサ峰西面を望む
3、昨日との逆方向の苗場山を望む
4、シュクナゲロード
5、林道沿いで数株目にしたミドリニリンソウ

★トップ画像は、物思平の上から悪沢を挟んで聳える頂上(左)と猿面峰を望む