癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

2年振り4度目の北戸蔦別

2010年06月25日 | 登山・旅行
      
すばらしい晴天の朝を迎える。5時に道の駅「樹海ロード日高」を出て、登山口へ向かう。関係者のご好意で、取水ダムまで入ることができた。

途中に、法起坊見習いさんが見たがっていたヒダカハナシノブがたくさん咲いていた。

6:20、久しぶりの重い縦走装備を背にしてスタート。今日は北戸蔦別岳までなので、一番日程的に余裕がある。自分一人なら4~5時間もあれば着いてしまう。のんびり歩きで花や展望をカメラに収めながら進む。

このルートは、2年前の癌摘出3ヶ月後の体力試しに北戸蔦別までテントを上げて、1泊2日で幌尻岳までピストンして以来で、これで4回目。3日前に登山道整備が行われたばかりで快適に歩けるのがうれしい・・・感謝・感謝!

10:00、トッタの泉で5リットルの水を汲む。当然だが5㎏の加重となる。一気にペースが落ちる。ゆっくり歩いても、いくら休んでも時間はたっぷりある。しかし、その上の尾根の大雪渓をは急で緊張しながら登った。ヌカビラ岳手前の岩場のカムイコザクラはもう終わりに近く、花びらのきれいなのが少なかった。

ヌカビラ岳で幌尻岳を眺めながら早い昼飯。稜線はキバナシャクナゲ、ニシキノツガザクラなどが目に付いた。結局は12:30にイワウメとミヤマカンバイが盛りの北戸蔦別岳到着。テントを張り終えたらすることなし。しかし、展望がクリアでどこまでも見える感じ。南は横津連峰、北は北大雪の山まで見える。
夕食を食べ、日没ショーを待つ。

この後、夕陽が沈んでも、これ以上空は赤くならなかった。
      

反対側に満月が・・・左は戸蔦別岳、中央の尖りはエサオマントッタベツ岳