癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

斑尾山(1382m)<三>&飯縄山(1917m)<二>

2010年06月11日 | 登山・旅行
〈小学生の登山遠足にぶつかったムラサキヤシオツツジで彩られた飯縄山頂上手前〉


今日は、この後の予定の北信五岳(妙高山、黒姫山、戸隠山、斑尾山、飯縄山)のうち、登山口が高いところにある斑尾山と飯縄山の2山に登った。蝉時雨の賑やかな暑い夏の一日だったが、ずっと靄った感じで展望はすっきりしなかった。

○斑尾山

長野県と新潟県の県境に位置し、野尻湖の東に鎮座する山。北信五岳に選ばれているが、他の4座とは離れていて、標高も1400mに満たない。しかし、周囲に目立つ山がない上に、独立峰的な美しい姿がそこに名を連ねている理由らしい。

上荒瀬林道を釜石山のすぐ下の登山道と交差する地点まで車で入り、釜石山~大明神岳~頂上のコースをピストンした。

頂上は木立に囲まれて見えたのは、斑尾スキー場のホテルや民宿街のみ。しかし、手前の大明神岳は別名八方睨とも呼ばれ、その展望は素晴らしい。野尻湖を眼下に、霞みながらも北信五岳のほかの山々が見えた。すっきりと晴れていれば、北アルプスの後立山連峰や志賀高原の山々などが見えるらしい・・・。

6:10スタート、登り1時間、下り45分。8:05ゴール。コースもタイムも早朝散策モードだった。

○飯縄山

奈良時代からの山岳信仰の霊場として登られてきた山。ピストンした南登山道には13仏の石像や山頂手前ピーク下の飯縄神社など、霊場の名残をそこかしこに見ることができる。それらを楽しみながらののんびり登山も本州ならでは山だ。

展望の開ける笹原の山頂は遠足の子供たちで賑やかなだったが、多くの登山者にもであった。下の方はレンゲツツジ、上の方は山肌をピンクに染めるムラサキヤシオツツジが印象的な山だった。なお、はっきり見えていた山は、戸隠山だけで、後はガスに覆われていた。

9:45スタート。登り1時間40分、下り1時間15分、13:05ゴール。

下りで、昨日と一昨日のハードな山の疲れが残っていることを感じたので、下山後、明日の黒姫山の登山口に近い道の駅「しなの」に直行。そこでもらった割引券が使える杉野沢温泉「苗名の湯」でのんびりして疲れを抜く。


〈追加画像〉
1、斑尾山頂手前の大明神岳からの野尻湖を挟んで霞んで見える黒姫山
2、斑尾山頂上に祀られている伝説付きの12体?の薬師仏が入っている祠
3、飯綱高原スキー場の下からの飯縄山
4、1番の不動明王を皮切りに13体の石仏が並ぶ飯縄山南登山道
5、飯縄山頂上手前の偽ピーク下に祀られている飯縄神社