〈赤クラの頭から頂上を振り返る〉
今日も晴天に恵まれ、暑い一日だった・・・こちらの山旅にどきどき駆け付けてくださる栃木県のKa女史が、今日もご一緒してくださった。この山は、数年前に頂上を占拠する親子熊に脅されて頂上目前で引き返しているそうだ。怖そうな剃刀岩を越えているのが心強い。
この鳥甲山は、中津川を挟んで苗場山と対峙する秋山郷の秘峰で、本峰・赤クラ・白クラの3つの峰からなり、周りの山から眺めても峻険な山容が非常に印象的だ。秋山郷から見上げると断崖絶壁や崩落地形を呈し、峻険な尾根が深く谷に落ち込む姿が恐ろしい感じさえする山である。
Ka女史のお陰で、車2台を利用して、貉平登山口から白クラ経由で登り、赤クラ経由の屋敷登山口へと下りることができ、この山の魅力を余すことなく満喫することができた。
その姿に似て、登山道も痩せて嶮しい岩稜と刃渡り状態の連続は高度感満点で、今回の山旅のこれまでででもっともスリリングな山だった。この後に戸隠山の蟻の戸渡りが待っているが・・・。
特に、登りの白クラまでは緩むことのない痩せ尾根を四つん這いもどきの登りが続く。頭上の尖った岩峰を越えるとまた新しいピークが現れるの繰り返しだった。おまけに途中に垂直の岩場の鎖場があった。
白クラを越えたら今度は最大の難所の剃刀岩越え・・・足元からスッパリと切れ落ちた肩幅リッジの岩稜だったが、鎖が設置されていたのでへっぴり腰ながらも何とか越えることができた。
その点、下山のコースは、足元の峻険な眺めは迫力十分だが、最後の急な下り以外は穏やかな稜線歩きだった。花の非常に多い山だった。
いずれにしても、迫力満点の山容もさることながら、変化に富んだハードなコースも含めて、印象に残る一山となった。
5:20スタート、登り4時間40分、下り3時間25分、14:05ゴール。Kaさんは、「足が遅いので迷惑を掛ける」と気にしていたが、トータルでガイドブックのコースタイムより速かった。
屋敷登山口で車を回収し、貉平登山口へ移動。明るいうちに帰りたいと言うKa女史と別れて、秋山郷最奥の切明温泉の雄川閣で汗を流した。その後、雑魚川林道から奥志賀へ抜け、明日の斑尾山に近い長野県中野市の道の駅「ふるさと豊田」まで走った。
〈追加画像〉
1、剃刀岩の垂直の岩壁の向こうに赤クラを望む
2、剃刀岩を振り返る~左側のナイフリッジの一部を越えた
3、数年前に占拠していた親子熊に威嚇されて踏むことができなかった頂上で万歳をするKa女史
4、赤クラから白クラと剃刀岩を望む
5、国道405号線から屋敷集落への分岐から望む鳥甲山
今日も晴天に恵まれ、暑い一日だった・・・こちらの山旅にどきどき駆け付けてくださる栃木県のKa女史が、今日もご一緒してくださった。この山は、数年前に頂上を占拠する親子熊に脅されて頂上目前で引き返しているそうだ。怖そうな剃刀岩を越えているのが心強い。
この鳥甲山は、中津川を挟んで苗場山と対峙する秋山郷の秘峰で、本峰・赤クラ・白クラの3つの峰からなり、周りの山から眺めても峻険な山容が非常に印象的だ。秋山郷から見上げると断崖絶壁や崩落地形を呈し、峻険な尾根が深く谷に落ち込む姿が恐ろしい感じさえする山である。
Ka女史のお陰で、車2台を利用して、貉平登山口から白クラ経由で登り、赤クラ経由の屋敷登山口へと下りることができ、この山の魅力を余すことなく満喫することができた。
その姿に似て、登山道も痩せて嶮しい岩稜と刃渡り状態の連続は高度感満点で、今回の山旅のこれまでででもっともスリリングな山だった。この後に戸隠山の蟻の戸渡りが待っているが・・・。
特に、登りの白クラまでは緩むことのない痩せ尾根を四つん這いもどきの登りが続く。頭上の尖った岩峰を越えるとまた新しいピークが現れるの繰り返しだった。おまけに途中に垂直の岩場の鎖場があった。
白クラを越えたら今度は最大の難所の剃刀岩越え・・・足元からスッパリと切れ落ちた肩幅リッジの岩稜だったが、鎖が設置されていたのでへっぴり腰ながらも何とか越えることができた。
その点、下山のコースは、足元の峻険な眺めは迫力十分だが、最後の急な下り以外は穏やかな稜線歩きだった。花の非常に多い山だった。
いずれにしても、迫力満点の山容もさることながら、変化に富んだハードなコースも含めて、印象に残る一山となった。
5:20スタート、登り4時間40分、下り3時間25分、14:05ゴール。Kaさんは、「足が遅いので迷惑を掛ける」と気にしていたが、トータルでガイドブックのコースタイムより速かった。
屋敷登山口で車を回収し、貉平登山口へ移動。明るいうちに帰りたいと言うKa女史と別れて、秋山郷最奥の切明温泉の雄川閣で汗を流した。その後、雑魚川林道から奥志賀へ抜け、明日の斑尾山に近い長野県中野市の道の駅「ふるさと豊田」まで走った。
〈追加画像〉
1、剃刀岩の垂直の岩壁の向こうに赤クラを望む
2、剃刀岩を振り返る~左側のナイフリッジの一部を越えた
3、数年前に占拠していた親子熊に威嚇されて踏むことができなかった頂上で万歳をするKa女史
4、赤クラから白クラと剃刀岩を望む
5、国道405号線から屋敷集落への分岐から望む鳥甲山