〈頂上から眼下の二ノ池とその奥に北アの乗鞍岳、奥穂高岳、槍ヶ岳、剣岳、薬師岳などを望む〉
5日連続その姿を見せなかった御嶽山だが、昨夕登山口へ向かうときにくっきりとした姿で迎えてくれた。満天の星空のまま、今回の山旅最高の朝を迎えた。
「木曽の御嶽さん」と民謡にも歌われている3000mを越す名山・・・御嶽信仰の歴史は古く、奈良・平安時代まで遡る。山肌を覆う美しい森と国内では阿蘇山、富士山に次ぐ大規模な活火山。
5:15、黒沢口コース登山口(6合目)をスタートして、8合目の女人堂を起点に最高峰の剣ヶ峰を越えて、三の池まで周回した。
8合目までは林の中の信仰登山の歴史を感じる登山道を登っていく。8合目に出たら、森林限界の上に出て、一気に雰囲気が火山らしく荒々ししくなる。後ろを振り返ると、木曽谷を埋めた雲海の上に昨日まで姿を見せなかった中央アルプスの稜線がくっきりと見える。当然眼は昨日まで歩いた越百山~仙涯嶺~南駒ヶ岳~空木岳へ。その左側に八ヶ岳連峰、右手には、これまでで最も大きく見える乗鞍岳、その右奥に奥穂高と前穂高・・・。高度を上げて行くと、中アの後ろに南アの山並みと富士山、奥穂高の後ろに槍ヶ岳などの北アの山々・・・これまでの展望に恵まれなかった鬱憤が一気に晴れた。
それにしても、信仰に関わる設置物と営業小屋の多い山だ。昔からの信仰の山としての歴史を実感する。
頂上は最高峰の剣ヶ峰。快晴の空の下、360度の大展望が広がる。眼下のコバルトブルーの水を湛えた二ノ池が美しい。ただし、南から西にかけては高い雲海に覆われて一番高い白山もその姿はない。
心ゆくまで展望を楽しみ、荒々しい火山地形が広がる広い山頂部の稜線散策へ・・・まず、一番大きな枯渇している火口湖・一ノ池の火口壁の稜線を通り、二ノ池の上を越えて、賽の河原を抜ける。さらに、摩利支天分岐まで上がるとやはりコバルトブルーの三ノ池が眼下に見える。その湖岸まで下りて、周回起点の8合目女人堂を目指す。
頂上までの参拝道は賑やかだが、このコースの登山者は少なく静かだ。7合目までロープウェーで登れるので、その利用者が圧倒的に多いようだ。
10時を過ぎた辺りからガスが湧いてきて、遠望が利かなくなるし、中アも北アも南アも稜線が雲で覆われるようになった。
5:15スタート、登り2時間45分、下り3時間50分、12:15ゴール。
車で下って、御嶽山の全容が昨夕くっきりと見えたところで眺めたら、すでに頂稜に雲が懸かっていた。
木曽町市街地へ出て、駒の湯温泉でまったり過ごす。肩は腕を挙げると痛みはあるが、昨夜のバンテリン効果で気にならなくなった。明日は、中ア主稜線の最北端の経ヶ岳の予定。
〈追加画像〉
1、8合目女人堂まで来ると目の前に荒々しい頂稜斜面が広がる
2、どこかの団体のお山駆け?~バックは木曽谷を埋める雲海と中央アルプスの山並み
3、一ノ池の火口壁稜線から枯渇した池越しに剣ヶ峰を望む
4、コバルトブルーの三の池
5、雷鳥の親子
5日連続その姿を見せなかった御嶽山だが、昨夕登山口へ向かうときにくっきりとした姿で迎えてくれた。満天の星空のまま、今回の山旅最高の朝を迎えた。
「木曽の御嶽さん」と民謡にも歌われている3000mを越す名山・・・御嶽信仰の歴史は古く、奈良・平安時代まで遡る。山肌を覆う美しい森と国内では阿蘇山、富士山に次ぐ大規模な活火山。
5:15、黒沢口コース登山口(6合目)をスタートして、8合目の女人堂を起点に最高峰の剣ヶ峰を越えて、三の池まで周回した。
8合目までは林の中の信仰登山の歴史を感じる登山道を登っていく。8合目に出たら、森林限界の上に出て、一気に雰囲気が火山らしく荒々ししくなる。後ろを振り返ると、木曽谷を埋めた雲海の上に昨日まで姿を見せなかった中央アルプスの稜線がくっきりと見える。当然眼は昨日まで歩いた越百山~仙涯嶺~南駒ヶ岳~空木岳へ。その左側に八ヶ岳連峰、右手には、これまでで最も大きく見える乗鞍岳、その右奥に奥穂高と前穂高・・・。高度を上げて行くと、中アの後ろに南アの山並みと富士山、奥穂高の後ろに槍ヶ岳などの北アの山々・・・これまでの展望に恵まれなかった鬱憤が一気に晴れた。
それにしても、信仰に関わる設置物と営業小屋の多い山だ。昔からの信仰の山としての歴史を実感する。
頂上は最高峰の剣ヶ峰。快晴の空の下、360度の大展望が広がる。眼下のコバルトブルーの水を湛えた二ノ池が美しい。ただし、南から西にかけては高い雲海に覆われて一番高い白山もその姿はない。
心ゆくまで展望を楽しみ、荒々しい火山地形が広がる広い山頂部の稜線散策へ・・・まず、一番大きな枯渇している火口湖・一ノ池の火口壁の稜線を通り、二ノ池の上を越えて、賽の河原を抜ける。さらに、摩利支天分岐まで上がるとやはりコバルトブルーの三ノ池が眼下に見える。その湖岸まで下りて、周回起点の8合目女人堂を目指す。
頂上までの参拝道は賑やかだが、このコースの登山者は少なく静かだ。7合目までロープウェーで登れるので、その利用者が圧倒的に多いようだ。
10時を過ぎた辺りからガスが湧いてきて、遠望が利かなくなるし、中アも北アも南アも稜線が雲で覆われるようになった。
5:15スタート、登り2時間45分、下り3時間50分、12:15ゴール。
車で下って、御嶽山の全容が昨夕くっきりと見えたところで眺めたら、すでに頂稜に雲が懸かっていた。
木曽町市街地へ出て、駒の湯温泉でまったり過ごす。肩は腕を挙げると痛みはあるが、昨夜のバンテリン効果で気にならなくなった。明日は、中ア主稜線の最北端の経ヶ岳の予定。
〈追加画像〉
1、8合目女人堂まで来ると目の前に荒々しい頂稜斜面が広がる
2、どこかの団体のお山駆け?~バックは木曽谷を埋める雲海と中央アルプスの山並み
3、一ノ池の火口壁稜線から枯渇した池越しに剣ヶ峰を望む
4、コバルトブルーの三の池
5、雷鳥の親子