〈4峰目の釈迦岳から摩利支天・大日岳と奥の入道岳を望む〉
越後三山の一つ、頂上稜線に八ッ峰(地蔵岳~不動岳~七曜岳~白河岳~釈迦岳~摩利支天~剣ヶ峰~大日岳)という険しい岩峰を連ね、古くから修験の山として登られてきた。それだけに信仰の山ならではの風物に満ちている。
2年前の越後遠征のときに、ロープウェイ利用でトライしたが、9合目の千本槍小屋の管理人から「八ッ峰は、まだ鎖の点検をしていないので、頂上へはできれば迂回路から行って欲しい」と言われて、迂回路を進んだが、谷に懸かる急な雪渓に阻まれて撤退。今回のリベンジとなった。
ところが、頂上の入道岳と八ッ峰の頂上とされている大日岳の間の登山道や新開道への連絡路も崩壊して通行止め・・・仕方ないので、八ッ峰の最高峰で最奥の大日岳まで登ることにした。
屏風道を登り、新開道を周回したかったが、それも叶わず、再びロープウェイ(往復1800円)利用の4合目からのリベンジとなった。
夜半からの雨も上がりどんどん青空が広がりひと安心。始発の8:30のロープウェーに乗る。ゆっくり歩いたが、9合目の千本槍小屋から八ッ峰越えに取り掛かるときには先頭になっていた。
いよいよ鎖に命を預ける急な8つの岩峰越えの開始。高所恐怖症も場数を踏んでだいぶ緩和しているが、下りはやはり怖い。慎重になんとか7峰を越える。最後の大日岳への15mの垂直の登り下りが最核心部だった。覚悟をして来たこともあり、思ったより怖くはなかった。
すぐ隣の行けない入道岳が恨めしいが、雨上がりでもあり、ロープウェーの職員が「こんなにすっきりとした展望は、本当に久しぶりです」と言うほどの見渡す限りの遠望が素晴らしい。すぐ近くの越後三山の越後駒ヶ岳と中ノ岳を初め、これまで何回かに分けて登り歩いた越後の山々が懐かしい。これらの山を眺めるのは最後になるかも知れないと思うとちょっとセンチな気分になる。
頂上では、三百名山巡りの静岡県の男性と父親に連れられた二人の小学生が一緒だった。子供たちの怖がりもしないで黙々と鎖場を登り下りする姿が頼もしかった。同じロープウェーから降りた登山者はまだたくさんいたが、八ッ峰越えをして来たのはこの時点ではこれだけだった。
下山は摩利支天と釈迦岳の間まで戻り、そこから迂回路を通った。
8:40スタート、登り2時間50分、下り1時間55分、13:45ゴール。
下山後、これまでに3回ほど入ったことのあるさくり温泉健康館へ。毎日のパターンで、クーラーの効いた休憩室でブログを打つ。これでいよいよ帰路へ。明日から悪天候が続きそうで、実にタイミングの良い打ち上げだ。
今日はこれから北海道代表が2試合続く甲子園野球をラジオで聞きながら一般道を走れるだけ走ってどこかで泊まり、明日中には3週間振りに帰宅予定。
〈追加画像〉
八ッ峰越えの写真を中心に・・・
1、下から見上げる八海山~岩峰の右端の最高峰が大日岳、その右の山が入道岳
2、9合目の千本槍小屋と一番手前の地蔵岳
3、摩利支天から越えて来た岩峰を振り返る
4、垂直の岩壁を下り始めた子供
5、摩利支天への登り返し
〈追加画像〉
夕日を浴びる越後三山揃い踏み~左から越後駒ヶ岳・中ノ岳・八海山(国道17号線から)
越後三山の一つ、頂上稜線に八ッ峰(地蔵岳~不動岳~七曜岳~白河岳~釈迦岳~摩利支天~剣ヶ峰~大日岳)という険しい岩峰を連ね、古くから修験の山として登られてきた。それだけに信仰の山ならではの風物に満ちている。
2年前の越後遠征のときに、ロープウェイ利用でトライしたが、9合目の千本槍小屋の管理人から「八ッ峰は、まだ鎖の点検をしていないので、頂上へはできれば迂回路から行って欲しい」と言われて、迂回路を進んだが、谷に懸かる急な雪渓に阻まれて撤退。今回のリベンジとなった。
ところが、頂上の入道岳と八ッ峰の頂上とされている大日岳の間の登山道や新開道への連絡路も崩壊して通行止め・・・仕方ないので、八ッ峰の最高峰で最奥の大日岳まで登ることにした。
屏風道を登り、新開道を周回したかったが、それも叶わず、再びロープウェイ(往復1800円)利用の4合目からのリベンジとなった。
夜半からの雨も上がりどんどん青空が広がりひと安心。始発の8:30のロープウェーに乗る。ゆっくり歩いたが、9合目の千本槍小屋から八ッ峰越えに取り掛かるときには先頭になっていた。
いよいよ鎖に命を預ける急な8つの岩峰越えの開始。高所恐怖症も場数を踏んでだいぶ緩和しているが、下りはやはり怖い。慎重になんとか7峰を越える。最後の大日岳への15mの垂直の登り下りが最核心部だった。覚悟をして来たこともあり、思ったより怖くはなかった。
すぐ隣の行けない入道岳が恨めしいが、雨上がりでもあり、ロープウェーの職員が「こんなにすっきりとした展望は、本当に久しぶりです」と言うほどの見渡す限りの遠望が素晴らしい。すぐ近くの越後三山の越後駒ヶ岳と中ノ岳を初め、これまで何回かに分けて登り歩いた越後の山々が懐かしい。これらの山を眺めるのは最後になるかも知れないと思うとちょっとセンチな気分になる。
頂上では、三百名山巡りの静岡県の男性と父親に連れられた二人の小学生が一緒だった。子供たちの怖がりもしないで黙々と鎖場を登り下りする姿が頼もしかった。同じロープウェーから降りた登山者はまだたくさんいたが、八ッ峰越えをして来たのはこの時点ではこれだけだった。
下山は摩利支天と釈迦岳の間まで戻り、そこから迂回路を通った。
8:40スタート、登り2時間50分、下り1時間55分、13:45ゴール。
下山後、これまでに3回ほど入ったことのあるさくり温泉健康館へ。毎日のパターンで、クーラーの効いた休憩室でブログを打つ。これでいよいよ帰路へ。明日から悪天候が続きそうで、実にタイミングの良い打ち上げだ。
今日はこれから北海道代表が2試合続く甲子園野球をラジオで聞きながら一般道を走れるだけ走ってどこかで泊まり、明日中には3週間振りに帰宅予定。
〈追加画像〉
八ッ峰越えの写真を中心に・・・
1、下から見上げる八海山~岩峰の右端の最高峰が大日岳、その右の山が入道岳
2、9合目の千本槍小屋と一番手前の地蔵岳
3、摩利支天から越えて来た岩峰を振り返る
4、垂直の岩壁を下り始めた子供
5、摩利支天への登り返し
〈追加画像〉
夕日を浴びる越後三山揃い踏み~左から越後駒ヶ岳・中ノ岳・八海山(国道17号線から)