癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

佐幌岳

2013年07月22日 | 登山・旅行

<稜線上から桜山と頂上を見上げる>


 この佐幌岳(1059.5m)は日高山脈の北端に位置し、東斜面はサホロスキー場を初めその山麓一帯はサホロリゾートとして開発されている山である。登山道はスキー場の中を辿るコースと国道38号線の狩勝峠(昔の石狩国と十勝国を分ける峠)からひたすら国境稜線上を辿るコースの2本がある。

 10年前にも狩勝峠から登ったが、そのときはガス中で展望がなかった。機会があったらリベンジしようと思っていた。峠へ着いたときには周りはガスだったので、晴れるまで1時間ほどまった。登るときは頂上まで見えていたが、桜山辺りからガスに巻かれ、またか?と思った。しかし、頂上についた頃にはガスが取れて青空が広がった。

 登山口は668mだが、途中二つのピークを越えていくアップダウンのあるロングコースだ。特に950mの桜山に登った後、870mまで下って頂上を目指す。6日連続の疲れた体には、この二つのピーク越えが辛かった。

 時折ガスに巻かれる頂上からは、十勝連峰~トムラウシ山、二ペソツ山などの東大雪のほかに、芦別岳や夕張岳の山並みが見えた。ただし、ダニが凄かった。チェックするたびに常に数匹。車に乗ってもどこからか湧き出てくる感じだった。一昨日の夕張岳でも足と首に喰いつかれて、腫れて痒いままだ。今年は異常にダニが多い感じだ。

 頂上では、途中で追い抜いた帯広の山ガール2名といろいろおしゃべりをした。昨年から山を始めて、今日で6山目という初々しさが可愛かった。

 7:50スタート、登り2時間15分、下り1時間30分、12:45ゴール。

 下山後、新得の「そばの館」で、今回初めての外食をした。その後、温泉併設の道の駅しほろ温泉へ。65歳以上350円がうれしい。休憩所で夜まで過ごすつもりだ。次はまだ歩いていないシュナイダーコースからの音更山と石狩岳の予定だが、明日は天気が崩れそうなので、ようやく休むことができそう。 

登山口のある狩勝峠


眼下に広がる狩勝峠の国道とガスに煙る十勝平野


途中から見えた芦別岳


大岩と一等三角点が迎えてくれた頂上王


二ペソツ山などの東大雪の山並み


2名の山ガールちゃんがようやく到着


新得郊外から眺めた狩勝峠から頂上まで歩いた国境稜線。意外と長かった。