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今日の我が家の夕食に登場したクジラの竜田揚げ
妻がスーパーへ夕食の買い物へ行ったら、クジラ肉が売られていたので買ってきて揚げたとのこと。特にこの竜田揚げは、昭和40~50年代の学校給食の一番人気のメニューだったので、懐かしく思い出しながら美味しくいただいた。
最近、やけに市内の食堂や居酒屋でクジラ肉料理の宣伝が目に付くと思ったら、ツチクジラの商業捕鯨が日本海で5/25に解禁になり、函館港へ水揚げされているらしい。毎年のことらしいが、自宅で食べたことがなかったこともあり、あまり関心がなかった。「函館市役所地下食堂」でも、例年「つちくじらの和風竜田揚げ定食」(580円)がメニューに登場しているとのこと。
ツチクジラは国際捕鯨委員会の規制対象外で、商業捕鯨が認められていて、農林水産庁から函館に10頭の捕獲枠が与えられている。5月25日から6月30日のあいだに道南沖日本海で捕獲して、函館の豊川埠頭や松前港に水揚げされる予定らしい。
実は、函館はクジラと深いつながりのある町である。函館には昔からクジラを食べる文化があり、正月にはクジラ汁やクジラのベーコンがかかせないなど、生活に密着した存在だった。函館での捕鯨の歴史は古く、1857(安政4)年に江戸幕府がジョン万次郎こと中浜万次郎を呼んで捕鯨指導を受けたこともある。今でも千歳坂の上に「鯨族供養塔」が奉られている。