〈樺司山直下から吊り尾根越しに眺めるリビラ山〉
02年に「里平の自然に親しむ会」によって、リビラ大滝経由コースが開削されたという情報をゲットして、どこにも紹介される前にいち早く登っている。その後「夏山ガイド」にも掲載されたが、その翌年に大雨で林道が決壊し、通行止めになってしまった。
2009年にヌモトル林道から樺司山(111.3m)経由の新しいコースが開かれ、「夏山ガイド」にも掲載されたようだ。しかし、「里平の自然に親しむ会」が、来年以降、登山道の整備をしないという情報が入ってきた。廃道になる前に登っておきたいと、急遽トライ。
ところが、いつもの癖で登山道のある山は、登山口までのアプローチさえ分かれば、後の情報を詳しく知ってしまうと面白くないので、今回もそのつもりでスタート。
川沿いのテープと踏み跡を頼りに進む。ところが、430二股の先からテープが見当たらない。その二股の中尾根が樺司山に繋がっている。ウロウロした後、登山道を探すのをは諦めて、その尾根に続く伐採道跡へ取り付いたのが間違いの始まり。
前進あるのみと、丈の低いミヤコザサの尾根や鹿道や伐採道跡を繋いで高度を稼ぐ。ところが、850m付近から背丈をはるかに超える強烈なネマガリダケに突入。ここまで来て撤退はしたくない。久しぶりの悪戦苦闘の薮漕ぎを1時間半ほど続けて、漸くきれいに刈り払われた樺司山に到着。
吊り尾根の向こうに見えるリビラ山は頂上付近の木々が雪化粧をしていた。気を取り直して登山道を辿る。途中で12年前に登ってきたリビラ山大滝コース跡と合流するが、前回は2m程の幅で開削されたばかりの1級国道並みの快適な道だったが、そのとき以来整備がされてないようだ。雪の被った笹で覆われた踏み跡だけの道になっていた。
頂上と新冠ダムの見える本峰にあった頂上標識はなく、残骸だけが笹の中に倒れていた。期待した日高山脈主稜線も雲で覆われていた。
樺司山まで戻って登山道を下る。ルートは登りで辿った沢をそのまま源頭まで詰めて、800m付近からの急な笹の尾根を刈り払った道だった。源頭付近から下は鹿道にテープを付けた感じのはっきりしない道だった。
6:00スタート、登り4時間20分、下り2時間10分、12:50ゴール。登りは登山道を登ってあたら、1時間は短縮できたであろう。ちょっと悔しい。
いずれにしても、ここ数年整備された痕跡もなく、廃道寸前のコースだった。天候も展望もパッとせず、登山道を見つけられなかった悔しさもあり、珍しく満足感のないすっきりしない山行だった。おまけに、薮漕ぎでリュックの腰ベルトのポケットのファスナーが開いて、車と家のキーを落としてしまった。常に車のスペアキーは財布の中に入れていたので助かったが…。
下山後、新冠温泉まで走ってまったり過ごす。明日は天気が良くなさそう。この後、新冠の道の駅へ。
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頂上南斜面の雪化粧をした木々
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標識もなくなっていた頂上と後ろに連なるビウ岳と貫気別岳
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本峰から見下ろす新冠ダム
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リビラ山から戻る樺司山
02年に「里平の自然に親しむ会」によって、リビラ大滝経由コースが開削されたという情報をゲットして、どこにも紹介される前にいち早く登っている。その後「夏山ガイド」にも掲載されたが、その翌年に大雨で林道が決壊し、通行止めになってしまった。
2009年にヌモトル林道から樺司山(111.3m)経由の新しいコースが開かれ、「夏山ガイド」にも掲載されたようだ。しかし、「里平の自然に親しむ会」が、来年以降、登山道の整備をしないという情報が入ってきた。廃道になる前に登っておきたいと、急遽トライ。
ところが、いつもの癖で登山道のある山は、登山口までのアプローチさえ分かれば、後の情報を詳しく知ってしまうと面白くないので、今回もそのつもりでスタート。
川沿いのテープと踏み跡を頼りに進む。ところが、430二股の先からテープが見当たらない。その二股の中尾根が樺司山に繋がっている。ウロウロした後、登山道を探すのをは諦めて、その尾根に続く伐採道跡へ取り付いたのが間違いの始まり。
前進あるのみと、丈の低いミヤコザサの尾根や鹿道や伐採道跡を繋いで高度を稼ぐ。ところが、850m付近から背丈をはるかに超える強烈なネマガリダケに突入。ここまで来て撤退はしたくない。久しぶりの悪戦苦闘の薮漕ぎを1時間半ほど続けて、漸くきれいに刈り払われた樺司山に到着。
吊り尾根の向こうに見えるリビラ山は頂上付近の木々が雪化粧をしていた。気を取り直して登山道を辿る。途中で12年前に登ってきたリビラ山大滝コース跡と合流するが、前回は2m程の幅で開削されたばかりの1級国道並みの快適な道だったが、そのとき以来整備がされてないようだ。雪の被った笹で覆われた踏み跡だけの道になっていた。
頂上と新冠ダムの見える本峰にあった頂上標識はなく、残骸だけが笹の中に倒れていた。期待した日高山脈主稜線も雲で覆われていた。
樺司山まで戻って登山道を下る。ルートは登りで辿った沢をそのまま源頭まで詰めて、800m付近からの急な笹の尾根を刈り払った道だった。源頭付近から下は鹿道にテープを付けた感じのはっきりしない道だった。
6:00スタート、登り4時間20分、下り2時間10分、12:50ゴール。登りは登山道を登ってあたら、1時間は短縮できたであろう。ちょっと悔しい。
いずれにしても、ここ数年整備された痕跡もなく、廃道寸前のコースだった。天候も展望もパッとせず、登山道を見つけられなかった悔しさもあり、珍しく満足感のないすっきりしない山行だった。おまけに、薮漕ぎでリュックの腰ベルトのポケットのファスナーが開いて、車と家のキーを落としてしまった。常に車のスペアキーは財布の中に入れていたので助かったが…。
下山後、新冠温泉まで走ってまったり過ごす。明日は天気が良くなさそう。この後、新冠の道の駅へ。
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頂上南斜面の雪化粧をした木々
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標識もなくなっていた頂上と後ろに連なるビウ岳と貫気別岳
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本峰から見下ろす新冠ダム
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