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〈喜茂別岳頂上から尻別岳と羊蹄山を望む〉
喜茂別岳は、スキーで2回と夏道の喜茂別コースから1回登っているが、今回の中山峠NTTコースは初めてである。
中山峠の開発局のトイレ駐車場で、スカッパレの朝を迎える。初めは峠から歩くつもりだったが、NTTの管理道路は被さっている笹が車を擦るが、気にしないで入っていった。3.5km先の電波塔まで入ることができた。
山頂まで4165mの歩道は笹とフキで覆われている。朝露対策でスパイク長靴と上下の雨具を着込み、ゴム手袋を着けた。
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4:30、朝日に輝く電波塔を見上げて出発。
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歩道は、藪が濃いところとそうでないところもあるが、概ねこんな感じで、雨具を着ても中まで濡れた。両側の背丈より高いネマガリダケで展望のない平坦な道を黙々と進む。
楽しみは、以外に多かった花々
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ベニバナイチヤクソウ
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背丈が20cm以上もあり、花も2cmほどのおおきなオオタチツボスミレ。
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一ヶ所だけだが、シナノシンバイの群生があった。
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ノビネチドリ。このほかにハクサンチドリもたくさん。
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1時間少しあるいたら、山頂部が見えてきた。
5:50、1時間20分で、三角点のある山頂に到着。最高地点はもう少し先だか、藪の中で夏は無理。冬にスキーで踏んでいる。
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後ろの山は、左から中岳~並河岳~無意根山
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ホロホロ山~徳舜瞥岳~オロフレ山
南の方には、駒ヶ岳や下北半島まで見えていた。
20分ほど休んで下山開始。帰りは、丁度1時間だった。6:10にゴールして、6:25に車で中山峠へ出た。車で入れたので予定より早かったのと、天気が良かったので、迷沢山の予定を変更して、札幌岳へ。
○札幌岳
この山は、5月に2回、そのうち1回は空沼岳まで縦走している。冬も1回スキーで登っている。今回は、季節を変えて登ることと山頂からの眺望の写真が欲しかった。
8:00、相前後して、6人ほどがスタートした。
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歩き始めてまもなくしてめにした、イチヤクソウ。喜茂別岳ではベニバナイチヤクソウがたくさんあった。
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清らかな冷水川ぞいに登山道が続く。
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9:15、冷水小屋到着。10分ほど休むが、蚊が煩くてゆっくりしていられない。
ここが、時間的に中間地点なので、頂上到着を10:30と見込む。この小屋の先から1100mほどまで続く急な尾根がこのコースの核心部だ。
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急な尾根を登りきると平坦なダケカンバ林の中の歩きになるが、この先はぬかるみが続き、スタスタ歩くことはできない。
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ゴゼンタチバナ
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予定通りの10:30、一等三角点の頂上到着。
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しかし、周りはガスに覆われて、見えるのは、4時間ほど前までいた喜茂別岳~中岳~並河岳方面だけ。
札幌市街地も空沼岳も羊蹄山も見えなかった。自分は、早朝にすべての眺望を目にしているが、好天に誘われてこの山へ来た人たちが気の毒だった。
ガスが晴れるのを期待して、45分ほど待ってみたが、諦めて下山開始。2時間的05分で、13:20登山口到着。トータルで30人以上に会った。札幌の山は、平日でもたくさんの人が登ってくる。中でも山ガールが非常に多かった。
小金湯温泉まつの湯で、湯上がりに生ビールを飲み、のんびりとブログを打つ。今晩は豊滝除雪センターで車中泊予定。