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〈見晴台手前から頂上(左)と大槍を見上げる〉
この山への初登は、96年に平山からアンギラスを越えてのピストンだった。2回目が今の「中越林道コース」が新しくできた翌年の98年に4人で、3回目が紅葉のころに本州からの岳友と妻と5人で登っている。詳しい記録は、ホームページの方の過去の記録を見ていただきたい。
層雲峡駐車場で朝を迎えたら青空が広がっている。前日にゲートの鍵の番号を聞いておいたので、登山口へ向かった。登山口へ着いたら周りがガスで覆われている。今回の目的は写真撮りなので展望が良くなくてはいけない。ガスが取れるのを待って1時間ほど待機する。回復の兆しが見えたので、スタート。
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緩やかな尾根を、のんびりと淡々と登っていく。
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見晴台の手前辺りからガスが取れ始め、小槍も姿を現した。
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見晴台では、昨日歩いた表大雪の山並みが見えてきた。相前後して歩いていた斜里町から来たという若い女性にモデルになってもらった。
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大槍をトラバースする地点から頂上を見上げる。
この辺りから斜度が急になるが、花が非常に多くなる。昨日も目にしたチングルマ、シナノキンバイ、エゾノツガザクラ、エゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、キンポウゲなどのほかに下記の花々。
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ヨツバシオガマ
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カラマツソウ
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昨日も目にしたがアップしなかったキバナコマノツメ
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アオノツガザラ、赤色はエゾノツガザクラ
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道端を彩るシナノキンバイ、トカチフウロなど
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大槍の北側斜面を眺める
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平山(右奥)とこの山を結ぶ吊り尾根上に聳えるアンギラス。
朝早く登った本州のそれぞれ単独行のお二人の話では、見晴台の上は朝早くから展望が広がっていたそうだ。
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頂上から表大雪を眺める。石狩連峰も北大雪の山もよく見えたが、北側はガスで見えなかった。
7:20スタート、登りのんびりペースで2時間55分、下山1時間45分、12:10ゴール。途中、20人近い登山者と出会った。
下山後、比布温泉でのんびりと過ごし、ブログアップも済ませる。このあと、旭川道の駅へ移動するつもり。