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歩き旅をするようになってから、できるだけ安い宿を探すことが多くなった。
山旅では車中泊が多いので、寝ることができればどこでも良いという感覚である。
その双璧は、カプセルホテルと24時間営業の温泉やスーパー銭湯である。
どちらも、2000円代~3000円代で泊まることができる。しかし、都市の繁華街にしかないのが悩みである。
もっと安く泊まれるという、若者が良く利用するネットカフェはまだ利用したことはないし、これからもないと思う。
ちなみに、函館の新川町電停前にも、数年前に「カプセルイン函館」がオープンしている。
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今回も1泊目と3泊目は「日本橋室町ベイホテル」を利用した。1日目は金曜日で3240円、3日目は日曜日で3100円だった。
だいたいどこも、曜日やシーズン、申し込み期日によって微妙に料金が違う。
まだカプセルホテルを利用したことがない方も多いと思われるので、今回泊ったホテルをもとにちょっと紹介してみたい。
なお、24時間営業温泉については、先月の甲州街道歩きのあとに紹介している。
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受付カウンター~ビジネスホテルとまったく変わらない。ここで、室内入口のセンサー付きのロッカーの鍵を渡される。
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カプセル内での飲食は禁止なので、どこでもこのような部屋が用意されていて、談話やパソコン・インターネットもできる。
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このホテルでは、朝食のコーヒーとパンがサービスされていた。
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衣服や荷物を保管するロッカー。この中にはタオル類と室内着の作務衣が入っている。
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カプセル内の様子~イヤホン付きのTVも用意されている。充電用のコンセントもあり、スマホによるインターネットも可能である。
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平面的にはシングルベッドとほぼ同じで、自分の車での車中泊より、幅が少し狭い感じである。
寝具類のカバーは全て取り換えられて、非常に快適である。
カプセルは2段になっているので、自分の場合は出入りが楽な下段を予約することが多い。
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出入口はブラインドで遮られているだけで、施錠はされない。貴重品はロッカーに保管。
そのホテルの造りにもよるが、多少のいびきや他人の物音は我慢が必要。耳栓がアメニティと一緒に用意されているところが多い。
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大浴場やサウナが併設されているところが多いが、ここはシャワールームだけだった。
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シャワールームの内部とランドリー
カプセルホテルの起源や最近の傾向についてちょっと調べてみた。
てっきり外国から入ってきた形態かと思ったら、日本が起源とのこと。最近は外国でも真似た施設が増えているらしい。
カプセルホテルは、日本で見られる、簡易ベッドを備えたカプセル状(箱形)の寝室を提供する宿泊施設とのこと。
旅館業法では、ホテル営業ではなく簡易宿所営業にあたる。
起源は、1979年、ニュージャパン観光が大阪府大阪市梅田に初のカプセルホテルとなる「カプセルホテル・イン大阪」を開業したのが始まり。
カプセルホテルを発案したのは、大阪でサウナなどの経営に携わっていた中野幸雄と、コトブキの社員であった福西利文である。
また、設計は建築家の黒川紀章が担当したが、これは大阪万博で「カプセル住宅」を展示していたことからオファーを受けたものである。
なお、実際の製品化は家具メーカーのコトブキが行ったとのこと。
利用者は、以前はビジネスマンや若い人が多かったが、最近は年齢的な偏りもなくなり、外国人も増えている。
また、以前は男性専用が多かったが、最近では男女でフロアを変えたり、女性限定のホテルも増えている。
最近の傾向としては、快適に滞在・就寝できるように設備を充実させた高級なカプセルホテルや、
同じ施設内で広さなどによりグレード・料金が異なる複数のタイプの寝室を設けたカプセルホテルが増えている。
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ベッド以外に、テーブルが置かれているカプセルホテルもある。
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このようなところもあるらしい。こうした高級カプセルホテルでは、安めのビジネスホテルと同レベルの料金となっている例も多い。