最近は高くなっているので、ついつい買い換えを渋っている内に、今のゲレンデ用のスキー靴は15年も履いてしまった。
まだ履けそうな気もするが、経年劣化による滑降中の壊われが恐い。残りのスキー人生からしても、買い換え時期であろう。
明日は札幌国際スキー場でのHYMLのスキー講習会があり、その前泊のついでに、札幌の石井スポーツへ行ってみた。
上級者用のニューモデルは7~8万円以上はする。狙いは旧モデルである。
メーカーはこれまでのサロモンか、過去に10年履いたことのあるラングと決めていた。
初めから3割引ほどの旧モデル(昨シーズン)の棚へ。
フレックス(足首や靴の硬さ)が110以上の上級者用モデルの25.5を探した。
生憎ラングはそのサイズがなかった。幸いサロモンはあったので、履いてみた。履き心地で特に気になるところはない。
もっと安いフレックス100の物を履いてみたが、やはり柔らかすぎる。
ヨドバシカメラでも使えるガードを作ったら、4500円ほどのポイントが付いたので、結局5万円で済んだことになる。
あと何年滑れるか分からないが、多分これが最後の新調だろう。
初めてスキー靴を買ってもらったのは高校1年のときだった。ゴム製の紐靴だった。スキーはカンダハーの単板。
それ以来60年、革製のダブルの紐靴になり、革製のバックルに変わり、プラスチック製のバックルへと変遷を重ねてきた。
プラスチック製の靴が出たころは、まだ浅い靴で、固くて、インナーも今のように履き心地は良くなかったし、すぐにへたったものである。
その後、スキー技術との関係で、深くなり、インナーのフィット感も非常に良くなった。
15年振りに新調してみて感じたのは、軽くなっているのと、これまでの靴より膝が立った状態のバランスになっているようだ。
これは、最近のスキーの性能と技術との関係で、カカトへの加重が重要視されていることによる。
それに伴いスキーの操作の感覚も若干変わるので、明日の初滑りが楽しみである。