癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

2019年「挑戦と感謝」の10大感動

2019年12月30日 | 日常生活・つぶやき

 この1年間、1日も欠かさず更新を続けてきたこのブログを改めて見直してみた。元号が令和に変わり、後期高齢者の仲間入りをしたが、今年も相変わらずの「やりたいこと三昧」の1年で、我ながらもよく遊んだものだと感心してしまう。

 趣味の中心となっている登山だが、今年の山行日数は75日に終わった。しかし、2回の旧街道歩き旅を含めると106日だった。

 いずれにしても、今年も多くの新たな出会いや感動に満ちた、若い頃からの座右の銘である「挑戦と感謝」の1年でもあった。
 
 そんな中から、今年の締めくくりとして、特に感動の大きかったことを時系列に沿って10個選び出して、「10大感動」としてみた。

◎1月~2月 クロスカントリースキー大会5レース完走

 毎年、その年の一番最初の印象的な出来事のトップは、いつものこのクロスカントリースキーレースである。毎年同じことを繰り返しているが、この全レースの完走は、自分にとっては大きな出来事である。

 1月の「HBCハウス歩くスキー大会(15km)、2月は日曜日ごと4週連続の「札幌国際スキーマラソン大会」(50km)、「おおたき国際スキーマラソン大会」(15km)、「恵庭クロスカントリースキー大会」(30km)、「湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会」(80km)のすべてを完走することができた。

 加齢とともに、徐々にタイムや順位は落ちていくが、まだ辛さよりは滑走の楽しさやゴール後の満足感が大きい。しかし、アップダウンの大きな札幌国際50kmは、年々辛さの方が大きくなってきた。そこで、75歳という年齢を機会に来年は25kmへのエントリー変えをすることにした。 

 これらの大会はすべて遠路の車の運転から始まり、前日のほとんどは車中泊である。これもまだ大儀ではない。この運転ができるうちは参加し続けようと思う。

 

◎3月 後期高齢者の仲間入り

 3月28日が誕生日である。ついに75歳となり、後期高齢者の仲間入りをした。若いころはこの年齢になってどのような自分になっているのか考えることもできなかった。実感としては、意外と若く元気で過ごせるものだとと思っている。周りには80代、90代になっても元気な年寄りが多い。

 自分も、今のような行動的な生活を、とりあえず80歳までは続けてみたいと思っているが、果たして・・・?

 

◎北海道新聞(みなみ風)「どうなん・とうほく山楽紀行」連載終了

  2012年~2017年の5年間にわたる北海道新聞(札幌圏版)への115回の連載は、写真をふんだんに入れて最構成し、拙著『ほっかいどう山楽紀行』として発刊することができた。それに引き続き。北海道新聞(みなみ風)への連載も依頼され、「どうなん・とうほく山楽紀行」として2017年~2019年まで、59回を重ねて終了した。

 足掛け7年間にもわたる連載だったが、推敲に推敲を重ねて決められた字数に収めて書き上げた時の満足感は大きいものだった。どちらの連載も「評判が良いからもっと長く続けていただきたい」という北海道新聞からの依頼で、予定よりはるかに多くの回数となった。

 余談だが今年の秋に北海道新聞函館支社から「朝の食卓」の執筆者候補者として推薦したいとの電話をいただき、OKを出しておいた。

 「朝の食卓」の執筆者はその地域で活躍しているいろいろな分野の人材を掘り起こして執筆依頼をするらしい。ところが、その後、本社の段階で「坂口さんは、北海道の人口の半数以上を占める札幌圏版で5年間も連載していただいて、もはや全道的な有名人なので、企画の意図にそぐわない」ということで、却下されたという連絡を受けた。喜んで良いのか・・・?

 

◎4月~5月 「利尻山元号またぎ登山」

 めったに経験することができない「元号またぎ登山」・・・成最後の4/30に7合目の避難小屋まで登って夜を明かし、令和初日の5/1に登頂し、利尻山令和登頂者第1号となった。2日とも好天に恵まれて、当初の目的を果たすことができ、記念すべき印象に残る山行となった。

 この計画は、一昨春の四国遍路の時にお世話になった松山市の法起坊見習いさんのその当時からの計画だった。それに同行する約束をしていた。彼のお陰で、自分の登山史に残る印象的な山行となった。

 

◎多くの仲間が駆け付けてくれた「道南全山219座完登」の太田天狗岳

 道南や札幌の山仲間16名がお祝いに駆けつけてくださり、一緒に登っていただいた。
 横断幕やオリジナルプリントのお祝いTシャツ、そして、下山後のケーキまで用意していただいて、感謝・感激・感動の山だった。
 道南219座とは、上陸に文化庁の許可のいる渡島大島を除いた、国土地理院の地形図の掲載されている全山である。その中で登山道のある山は70座あまりで、あとは藪山である。したがって150座ほどは藪漕ぎか、藪を漕がなくても済む冬山登山で踏破した。
 この記録は、故斎藤博敏さん、故Ko玉さん(札幌)、函館山の会会長の林さんについで4人目である。

 

◎8月 天売島・焼尻島中心の「道北の旅」

 北海道の離島では、利尻島、礼文島、奥尻島、渡島大島は渡ったことはあるが、この天売・焼尻は長い間の念願だった。

 妻のお盆休みを利用し、5泊6日の道北の旅をした。主な目的はこの2島の歩き旅である。1泊2日ですべてのコースを歩き回った。そのほか、芦別市、下川町、雄武町、羽幌町、苫前町などを回った。

 

◎9月 「東北百名山」巡り

 <夏油温泉手前から温泉街とその上にそびえる牛形山を眺める>

 北海道内の主だった山はすべて何度も登っているので、そろそろ飽きがきた。新しい山に登りたい。かと言って藪山のピークハントはもう卒業したい。
 そこで、次の目標として、すでに52山登っている「東北百名山」(一覧・登頂記録)踏破を考えていた。
 天候に恵まれ、9/7~9/22の間で、青森、秋田、岩手を中心に14日、17山に登ることができた。日本三百名山に選ばれている山や有名な山はすでに登っているので、物足りない山が多かったが、新ピークならではの楽しみが多かった。
 あと福島、宮城、山形を中心に31山残っている。これらは来年と再来年の楽しみである。

 

◎10月 NHK朝ドラ「なつぞら」のロケ地・関連地巡りin十勝

 我が家では珍しく録画してまで、毎日見続けたNHK朝ドラの「なつぞら」だった。

 放送が終わったばかりの10月上旬に2泊3日で十勝まで走り、新得町、帯広市、陸別町、鹿追町などのロケ地や関連地を巡った。

 

◎10月 windows7から10への切り替え

 windows7のサポートが2020年1月で終了するというので、重い腰を上げて、ようやくwindows10へ切り替えた。
 いつもお世話のなっているブルーコンピューターへ行っていろいろ相談して、中古の一番安かったDELLの29,800(税込)で十分だとのことでそれにした。
 立ち上がりもこれまでのよりずっと速いし、インターネットはクリックすると瞬時に繋がるのにも驚いた。windows7に比べて作業スピードが非常に速くなっているという。
 今まで使っていたMicrosoft Office2007はもう古いので、新しくmicrosoft office2013(手数料も含めて15,000円)も入れてもらった。

 しかし、いつものことだが、その後、いろいろな機器との接続やソフトのダウンロードに手間取って、イライラの日々が続いた。しかし、何といっても、一番うれしかったことは、HP立ち上げ当時から使っているホームページソフト「HOTALL2001」がダウンロードできて、使うことができたことだった。

 

◎4月と10月 「奥州街道~日光街道~甲州街道」歩き旅

 昨秋に三厩からスタートした奥州街道だが、今年の4月には盛岡から白河(盛岡道・仙台道)まで歩いた。11月にはお江戸日本橋までの「奥州道中」(江戸~宇都宮間は「日光街道(道中)」と重複)を歩いて、日光街道も含め、奥州街道を全踏破ゴールすることができた。

 さらに、その足で、日本橋から「甲州街道(道中)」も歩き通し、これで、五街道を全踏破することができた。まだ旧街道はたくさんあるが、歩いてみたい旧街道は「羽州街道」や「山陽道」である。いつかはこれらも踏破してみたいと思っている。

 

次点 大会参加卒業ランとなった「函館マラソン(ハーフ)」

     

 57歳~60歳の4年間、65歳から75歳までの11年間、合計15年間完走し続け、フルとハーフの同時開催になった72歳の時にはフルに参加して完走もできた。その後、昨年と一昨年はハーフの70歳以上の部では2年連続13位になり、20位まで掲載される新聞にも名前が載ることができた。

 しかし、今年に入って、練習でも昨年までの6分切り/kmのラップで走ることができなくなった。6月の「千歳マラソン(ハーフ)」も完走したが、目標のタイムでは走ることができなかった。函館マラソン(ハーフ)は、途中で便意を催してトイレに駆け込んで、戦意喪失ランとなった。

 完走だけを目標にすれば、タイム的にはまだまだ余裕があるが、それも面白くない。今までのペースを維持するには、さらにハードな練習が必要となる。しかし、もともと好きになれないマラソンなので、今年で大会参加を卒業することにした。